“不在者の帰還” の不思議な思い出 

これは、昨年(2010年)の横浜ヴァージンフェスタに出した作品。

IMG_0001_16.jpg
【“不在者の帰還”  2010年 油彩 M100号】

私が生まれて初めて完成させた、
100号キャンバスの油彩です。


(高さ163㎝、幅がたしか97㎝・・・だったかな)

聖遺物と死者の遺品のイメージを
重ね合わせているのですが、
この絵には、ちょっと不思議な思い出があるんです!

制作中、私は
まったく迷うことがなかった。
手が自然に動いていたんです。
ホント、聖霊でものりうつったのか!?ってくらい。

完成までたった10日!
出来上がったのは5月中ごろでした。

しかし、後で知ったのですが・・・

実は“不在者の帰還”が完成した日に、
私の人生を変えた、ある人が
亡くなっていたのです。

そして、
私がアートフェス初参加となった
横浜ヴァージンフェスタ2010の初日は
亡くなったその人の誕生日
でした。


さらに。

実は私が、自分のトラウマ(※)を
制作のテーマに決めたのも
その人のおかげです。

(※)戦争などの恐怖画像+自分の体験のこと

決めたのは2007年のことでしたが、
その年からなぜか
家の近くで毎年ナガサキアゲハを見るようになった

長崎といえば私にとって、恐ろしさと懐かしさの土地。
ある意味「心のふるさと」です。

“不在者の帰還”が完成した日、
つまりその人が亡くなった日の昼ごろ、
家の庭木にナガサキアゲハが初飛来。

今年はやけに早いなー、と思ってはいたのですが・・・

・アートフェス初参加の油彩
・人生初の100号、10日で完成
・わが人生を変えた人の命日と誕生日
・被爆地からの使い?のような蝶が初飛来


これらすべてのエピソードを
いっぺんに持ってしまったのが、この油彩なのです。

私はこの作品で
春蔵絵具の方に高い評価をいただき、
幸運なスタートを切ることができたのですが・・・

いやはや、
いろいろな意味で重要な作品に
なってしまいました。

補足:春蔵絵具の社長さんの名前も、長崎さんでした!
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コメント

No title

この作品は大きくて 私にせまるものがありました。
ニキさんの作品はモノトーンが僕の感性に合うので毎日見ていても癒されます。
毎日暑いので 栄養のあるものたっぷりいただいて創作活動 頑張ってくださいね。応援しています。

Re: No title

田中様
コメントをありがとうございました!
> 毎日見ていても癒されます。
いやいや、こちらこそ(笑)。
自分を癒すつもりで描いていますので嬉しいお言葉です。
ブログに書いたとおり、私にとっては記念すべき作品なんですよねー。
田中さんも暑さで体を壊さぬよう、ご自愛ください。
ヴァージンフェスタの作品にもご期待下さいね☆

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