シェル美術賞授賞式に行ってまいりました

去る12月9日、シェル美術賞2016の授賞式・講評会・レセプションに行ってまいりました。
清閑亭の個展中ですが、この日はスタッフさんにおまかせして
いざ六本木は国立新美術館へ。


2012年から日本アンデパンダン展に出品していたので
国立新美術館で展示したことはありました。

でも、大賞展で入選という形で大作を展示したのは
今回が初めて。



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展示会場の入り口。




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私の作品“なつかしい場所”。
やっぱり会場で見ると雰囲気がだいぶ変わります。






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ちょっと離れて。


会場に行かれた方はもしかしたら思ったかもしれませんね。
「作品デカッ!!(゚д゚)」と・・・





そうなんです、公募展の作品って大きいんです。
大作で実力を測るところがありますから。


小さい作品ではごまかせるところも
大作になると綿密に描かないといけなかったりします。
あと、画面が大きくなると構図をキメるのも難しくなるんです。

完成させるのに時間も手間も、持続力も必要になります。



だからハードルを上げるために、サイズの上限は自動的に上がります。
応募する方もできるだけ入選の確立を上げたいから
応募できる最大限のサイズで勝負する、というわけ。


シェルはS100号が最大サイズで、これが162cm×162cm。
私の作品はそれよりやや小さいF100号で、162cm×130.3cm。
この二つのサイズが一番多いかな。




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作品の横のキャプション。

実はこの一言コメント、文章だけは10年くらい前に浮かんでいたりします(笑)。
いえ、そのころからシェルのために考えていたのではなくて
(自分が入選するなんて想像できなかったし)
10年前から持っていた概念を、いま作品にしたんです。





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出入り口近くにある「オーディエンス賞」投票所。
紙のアンケートで集計すると思っていたら
こんな立派な専用タッチパネルが設置してありました。

ちなみに左右は同じ画面。
私の作品は左上の端にあります(50音順だから1番なのよ)。





さて、授賞式の会場へ。

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ここは国立新美術館3階の講堂です。
正面のスクリーンにしっかり表題が映し出されておりました。


授賞式には審査員の先生方のほか
アート・メディア関係者の方も数多くいらっしゃいました。
カメラのフラッシュがすごかった!




ここで!

なんとびっくりしたことに
Niki Museum Galleryの黒岩雅志さんと有希さんに
会場でお会いしてしまいました!



Niki Museum Gallery:ニキ・ド・サンファルの親友にして最大のコレクターだった
               Yoko増田静江さんの遺志を継ぐウェブギャラりー。
               ニキの作品と人生、増田静江さんとの友情についてたっぷり見られます。



そういえば、国立新美術館では
まさに一年前にニキ・ド・サンファルの回顧展が開かれていたのでした。
黒岩さんご夫婦に特別内覧会に呼んでいただけたっけ。

ニキの名前をもらった私も、一年後に同じ美術館で作品を展示してますよ。
Yoko増田静江さん、見ていらっしゃいますか。






先生方と入選者のみんなで記念撮影をした後は、
ひとりひとりの作品について講評。

展示会場で移動しながら講評をするのかと思ったら
なんと、例のスクリーンに作品を映し出して講堂でやるんです。
知らなかった。
タッチパネルの件といい、シェルって何かすごい・・・(驚いているのは私だけ?)

こんな感じです。


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私の憶測ですけど、これもバリアフリーの一環なのでしょう。
実は今回の入選者の中には体の不自由な方もいらしたんです。
気付かれにくい障害を持っている方もいたかもしれません。(・・・って、私も発達障害だけどね)


講堂で座ったままなら疲れにくいし
スクリーンならおそらく全員に見られるし
マイクとモニターがそろっているから(たぶん)先生方との対話もしやすいんだと思う。

タッチパネル方式の投票にしても、
文字を書くことが苦手な人はいますから。




さて、時間が押しているとのことで
講評タイムは1人2分。

限られた時間の中で、自分の作品についてなるべく短く話しました。
審査員長の本江邦夫先生が「ドローイング的」とおっしゃっていたのが印象的でした。
あ、分かっちゃった、と。

今年の春に「ドローイングとは何か」展で入選したのがきっかけで
自分はやっぱり線描だ!と目覚めてしまったので
シェル入選作品もその傾向になったようです。

描ける限り描こうとすると、どんどん筆が細くなり
ついに石ころ一つ一つまで綿密に描いた画面となりました。





招待券の封筒と引き換えにもらった、図録!

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図録の中身。

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シェル美術賞は審査員の先生方が
それぞれ入選作品を選ぶ形になっていまして
私は島敦彦先生の入選作品でした。



53人分の講評を終えた後はレセプションパーティー。
オレンジジュース美味しかったです。

しかし、入選者のみなさんが
それぞれ自分の作品ファイルを持って先生方のもとに向かっています。
あ、そういうことができるんだ!と分かった私も(※今まで知らなかった!)
1階に降りて展示会場から己のファイルを持ち出す。

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これは事務局から送られた専用ファイルに
入選作家が自作の画像を入れたものです。



いつの間にか各先生方のもとには長い行列ができていて
椅子まで持ち出されていました。
私も並んだけれど、二人の先生にご覧いただくことができましたよ。


実は並んでいる途中で会場の予約時間がすぎてしまい
レセプションは強制解散へ(笑)。

仕方なく、しかし希望にあふれつつ展示会場へと戻って
そこで先生方が戻ってくるのを待ちました。



こんな具合で人生初体験の一日は、たいへん充実した一日となりました。
今回の入選作品については
まだ少々裏話があるので、
また次回以降の記事で書こうと思います。

私の作品を入選させてくださった先生方、
授賞式・講評会・レセプションを準備してくださった関係者の皆さま、
本当にありがとうございました!

テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

探究者ニキ

Author:探究者ニキ
安藤ニキ
神奈川県横浜市生まれ、
慶応義塾大学文学部哲学科卒業の画家。
油彩・版画・ドローイングなど表現方法はさまざま。たまーに漫画も描きます。
作品のお問い合わせはnikiあっとando-kobo.jpへお願いいたします。

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