“消えない歌”

これは現時点での最新作。
てか、完成したのがフェスタの5日くらい前・・・
もはや最新作に「超」が付く。
消えない歌  2011年 油彩 F20号
【“消えない歌”  2011年 油彩 F20号】

出展作品は十分足りていたのですが、
せっかく完成したんだから・・・と、展示することに。


“消えない歌”

若く美しい反逆者と、年老いたやり手の国王。

彼らははげしく対立し、反逆者は処刑される。

でも民衆は、殺された男をほめたたえた。


「われらの殉教者だ!」


同じような伝説が、いつでもどこでも見つかる。

古代の帝国に、現代の圧政の国に。

ありふれた殉教物語。

しかし常に美しい。

それは人々が永遠に愛する、消えない歌なのだ。



これはいろんな意味で、記念すべき作品です。
まず、「物語絵」をこれほど鮮やかな色で描いたのは、はじめて。

次に、男性ヌードを堂々と描けたのもはじめて。
ブースにやってきた女の子たち(10代かな)が
「筋肉が気になる~~☆」
(目がキラキラ!)・・・

ありがとー!
こちらも描き甲斐があるってもんよ。

三つ目に、私の中にある「ネオ殉教図」の構想が
この一作で固まったのです。
(この絵、冷静に考えればおっそろしく危険な状況と判明します)

捧げた詩作品にも書きましたが
人類って殉教物語が好きなんだな、と思って。

私は6歳から12歳まで
キリスト教思想にどっぷり浸かって生きていた。
だから、そういう基盤はあると思います。

でも殉教物語って、実にいろいろなところにあるんですよね。

キリスト教にかかわらず、
どんな宗教でも、思想でも、団体でも
たいてい「われらのために命を捧げた英雄」
の話が出てきます。

そういうあこがれは、
古今東西共通のものじゃないかしら?と・・・

「消えない歌」という言葉は、そういう意味を持っています。

私は弱虫だから(笑)、
考えを変えろと言われたら
おどかされただけでアウトかもしれない。

だからこそ、命がけで信念を守れる人には
大いにあこがれちゃう。


「ネオ殉教図」は只今、新作を絶賛製作中です。

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プロフィール

探究者ニキ

Author:探究者ニキ
安藤ニキ
神奈川県横浜市生まれ、
慶応義塾大学文学部哲学科卒業の画家。
油彩・版画・ドローイングなど表現方法はさまざま。たまーに漫画も描きます。
作品のお問い合わせはnikiあっとando-kobo.jpへお願いいたします。

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