通じていたメッセージの話

瀬戸屋敷右壁10001

瀬戸屋敷の企画展には、
私のことをまったく知らなくて(お屋敷が目的で)
偶然に土蔵に来た、という方がけっこういらしたのですが。

びっくりしちゃったのは、そういう人たちの多くに
私の世界観がばっちり通じていた!
ということです。

もう、みなさんテレパシーでもあるんか?ってぐらい。(←ちょっとだけ誇張)


ジョークはさておき。


会場には一応、パネルを貼っておいたんですけどね。
私のプロフィールと、
空想大陸プルガダイスのことをさらりと解説したモノを。


でも、そこには「聖書」とか「戦争」などの
具体的な言葉は特にでていなかったはずです。

もちろん、
私がキリスト教系の小学校に通ったことも、
アスペルガーの感性の解説も、
恐怖画像が頭にストックされてしまうことも。


いや、そこまで書いていると
膨大な量になってしまうんでね、
おそらく読む気が失せると思ったのよ。


向こうから質問されたら
「実は私は、こういう頭のしくみを持っていて・・・」と
口で説明しようと思っていたんです。


ところがですよ、

「何だか、聖書の世界を描いたみたいねえ」

「神話の一場面を描いたの?」

「土蔵は和の空間なのに、教会のような空気になってる」

「やっぱり地震のこととか、戦争の話とかを
思い出してしまうのだけど、
何か意識しているのかな?」

・・・

このような意見をたくさん、本当にたくさんいただいたのです。
ええ、毎日必ず。
上の意見は代表的なものをあげたのですが、
一日のうちで
少なくともこのうちの二つ、
あるいはすべてを聞きました。

「聖書」「宗教」「闘い」は
私の物語の重要テーマですからねえ。
これらが、作品から自然と感じ取れたというのは
すごくうれしかった。

たしかに天使の絵とか、廃墟の絵とかはありました。

瀬戸屋敷・黒天使0001
この作品とかね。


でも、絵の中に「答えを描きこむ」ことはしていないので
(たとえば、キリストそのものは出てこない)
えたいのしれない絵と思われちゃうかな・・・と
内心では不安でもありました。

暴力的なシーンもあったし。


ところが、しっかり通じている!理解してくれている!!


だから私のほうでも、「作品について説明してほしい」
となったときに
すごく話がスムーズにできました。

偶然に来て、私の世界を見事に理解して下さったお客様は
多くの方が「絵のことは何も分からないんだけど・・・」と
前置きなさっていました。

いえいえ、しっかり分かってくださっていますよ!!


今回の展示には
映画監督さんとか、写真家さんも来てくださって
そういう方々とは
それはそれは濃ゆい話で盛り上がったのですが(笑)

一方で、
特にアートが専門ではない人に
自分のメッセージや世界観が伝わっている――
ということは
私には大きな発見でした。
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