予告された異端の話

デザフェス作品・剣士オレンジ0001
デザフェス出展作品。原画のコピーにコラージュと彩色してます。

11月12日~13日のデザフェスでのこと。

ブースの椅子に座って
お客さんを待っていたら、
はるかかなたから歩いてきた人が

「安藤ニキさんじゃありませんか?」


え?どなた?

なんで私だって知っているのかな?


「いや、会うのは初めてなんですけどね~(にっこり)」


よくよく話を聞いてみたら、
その人は富水のすどう美術館で
私の油彩“この道の向こうに”を見たとのこと。

「その油彩、すごく印象に残ってたんですよ」ですって!


あーなつかしいなぁ。(←まだ今年のことでしょうに・・・)
東日本大震災のチャリティ展の時のことですよね。
6月でした。

私はその時、ちょっと精神的に危機を抱えていて
でもそのグループ展がきっかけで立ち直ったのでした。
神奈川新聞が取材してくれて、
おかげで人との新たな出会いが生まれたりしてね。


すごく印象に残っていた、とおっしゃっていましたが
たぶん作家の名前のせいもあるよね、きっと笑


その人は、私がデザフェスに出展しているとか
ぜーんぜん知らなくて、
ただお友達と一緒に遊びに来たそうです。

ところが。

私のブース、ちょうど角にあったのですが
会場の端っこから見て


「や!あの作品は、もしや・・・!?」

と思ったそうです。

(注:推定距離60メートル以上、
ただし実際にこの距離から見えたかは不明)

ちなみに、私のいたEエリアには
全部で386のブースがありました。


その中で「や!あれは?」と反応されちゃったんですよ!


よっぽど異端だったのねえ。


いや、そもそもすどう美術館でも目立ってたんでしょうね、きっと。
抽象画が主体のところに、
いきなり人の絵、それも宗教画チックなのがポン、だもの。

この道の向こうに ブログ用0001
【“この道の向こうに” 2011年 油彩 F4号】

↑こちらの作品ね。

そのあとはいろいろとお話しできて
楽しいひと時を過ごせました。
来年一月の個展もよろしく☆というのも忘れませんでしたよ、もちろん!



私は過去に、すどう美術館で
グループ展に出したことが2回あるのです。

一度目は2010年の
「若き画家たちからのメッセージ展」でしたが

このときの出展作も、来館者のみなさまの間で
ミョーに注目浴びていたようです。

まあ、確かに浮いていましたから。

すどう美術館ではあまり展示されない感じの絵でした。


普段は抽象画とか、わりと穏やかだったり
抒情的だったりする感じの作品が多いのです、
すどう美術館では。


そこにいきなり、例によっていきなり
人間に正面から迫った
黙示録的ファンタジー系・殉教図風油彩
だもん、
目立つよね、そりゃ!


(今思うと、よくまあ館長さんが出展許可を出したもんだという・・・苦笑)


このとき、私の油彩は
審査員の中でただ一人の方にえらく称賛されました。

その方の言葉は、私が個展デビューにこぎつける
大きな励みのひとつになりました。

いまでも励みです。

すどう美術館HPはこちら



私はこの2年で、いくつかのグループ展や
アートフェスに出展したけど
いろんな意味で「目について」しまうんですよね。
悪目立ちが5割くらい入っている場合だってあったと思う。


それで思い出すのは、
2010年(デビューの年)に2人の方から聞いた言葉のこと。


「キミの作品は、受けないところでは全く受けない。覚悟してね。
その代わり、ファンだという人は絶対にいる。
だからどんどん発表しなさい!ファンが増えていくから」



・・・「受けないところでは全く受けない」ってアナタ(泣笑)


と、最初は喜んでいいのか悲しんでいいのか
迷いました。




だってさぁ~



やっぱり多くの人に好かれたいって思っていたから。


「私はマイナーなのさ!」って胸を張れるほど
自分に自信なんてないもの。



でもね。

この予言は、私の持つ「異端性」を
かなり的確に見抜いていたような気がします。

私の作品が主流にはなりえないことは
自分で自覚してる笑。
でもそんな中でも、発表していったら
「作品が好きだ、素晴らしい」と言ってくださる方が
少しずつ現れてきてくれてます。



だから私は
“正しい異端の道”をこれからも突っ走ろうと思います。


自分にどれだけ誠実になれるか、
自分の心の深層にどこまで迫れるか。

それは私自身の試練でもあります。


みなさん、これからも見守っていて下さい!
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