住民たち紹介 其の七&八

年の瀬も押し迫ってきましたねえ。
ブログを始めて以来、はじめての年末。

今回は対照的な美女ふたりが登場、
しばらくぶりでしたが登場人物紹介です。

夢女紹介用
【“我がささやきは汝とともに(部分)”  2011年 油彩 F15号】

名前:夢女(ゆめおんな)


この、ベール(マント?)をかぶった女性は
油彩に復帰する前――だから2006年ごろかな、
そのころからいました。

作品をご覧になった方からは
よく「聖母マリア?」と聞かれる人です。

私もここ2年ぐらいになって
自分の中のキリスト教的世界観に気付くようになってきましたが、
夢女の外見や役割を考えて

自分でも
「やっぱりマリアのイメージなのかなあ」と思ってます。
(なんてったって元ミッションスクールだからね)

最初の画像はこの作品から。↓
我がささやきは汝とともに ウェブ用0001
【“我がささやきは汝とともに”  2011年 油彩 F15号】

これは囚われたレジスタンスのテーマです。
殉教図の影響とか、けっこうあるはず。


廃墟かどこかに連れ込まれて拘束された、
若いレジスタンスの闘士。

その耳だけに聞こえる声があります。
「負けないで、私はあなたのそばにいます」と。
彼女はそれこそ聖母マリアかもしれないし、
この闘士がひそかに愛している女性かもしれません。

敵の中にたったひとり、
どんな過酷な目にあわされても
彼は仲間を裏切りはしません。

それはこの女性が自分とともにいることを信じているから。


このように、
夢女は「苦難のさ中にある人を支える」場面によく出てきます。


以前UPしましたが
初個展でDMに使ったこの油彩でもそう。
死に瀕した若い男を抱きかかえる女。

汝の最期の声を 11.3.8.
【“汝の最後の声を”  2010年 油彩 F8号】


すべての人を愛し、やさしく包み込んでくれる
究極の女性像というものは、
キリスト教に限らず
人の抱く普遍的なイメージとしてあります。
夢女もそういうキャラクターだと思うのです。


彼女はもともと、一人のキャラクターではありませんでした。

ベールやマントをかぶっている女性が
いつのまにかよく出てきていて、
そのイメージがわりと共通していたのです。
それで、一人の人物像にまとめあげたというわけ。



そうそう、彼女を描くとき
割と年の若い姿になる時と
成熟した女性の姿になる時と
ふたつあるのですよ。

もし、マリアにたとえるなら
若い方が「処女としてのマリア」
成熟したほうが「母としてのマリア」なのかもしれません。




さて、夢女とは対照的なのがこちらの女性。

沙蓮 ウェブ用0001

名前:沙蓮(しゃれん)


この女性は2010年に描いた油彩の中から生まれました。
ある洋楽を聴いて、曲の中に出てくる女性に
嫉妬してしまった――
という
私の実体験をもとにした作品です。

これね。↓

事件のはじまり部分 ウェブ用0001
【“事件のはじまり(部分)”  2010年 油彩 F50号】


私がバンドのメンバーに入れ込んでいたのに加え、
その曲もそうとうにいかがわしい内容でした。

そのためか
見ての通り、かなーりヴァンプ(妖婦)的なキャラクターです。
ただ、作品によって雰囲気やメイクがわりと変わるので
かわいらしい感じが強くなったり、悪女の色っぽさが出てきたり
いろいろです。

私自身、思いがけない仕上がりになったりもします笑


それがまた、彼女の性質を表しているのかな?

闇に浮かぶ楽園の門 部分 ウェブ用0001
【“闇に浮かぶ楽園の門(部分)”  2011年 ミクストメディア B5】

ここでは髪がショートになっていますね。
原罪によって楽園を追われたエヴァのイメージです。



さて、プルガダイスの住民たち
急いで2人紹介いたしました。
いま書いておかないと、もうチャンスがないかも!と思ったので(笑)。

2人とも、作品にはかなり出ているのですが
名前がなかなか決まらなかったし、
書きたいことがけっこう連続で押し寄せてきたりで
紹介しそびれてしまっていたのです。



プルガダイスの住民たちのうち
現時点で「レギュラー化」している住民は
これでひととおりお目にかけました。

空想世界が発展していくにつれて
また、新たなキャラクターがでてくるかもしれません。

私が描いた絵の中で
彼ら・彼女らを見つけて
「この人だれだっけ?」ということがあったら
以下の記事を参考になさってみてくださいね。↓

「プルガダイスの住民たち」記事一覧

「プルガダイスのしくみ・人物編」


追記。

キャラクターの名前に関しては、意味があったりなかったり、いろいろです。
今回の女性二人の場合
夢女は「人が永遠に夢見る女性像」という意味から、
沙蓮は単に、響きが美しくてコケティッシュな名前を――
と思って自分で考えたものです。

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