寒天地獄、終わったかもしれない

たんぽぽ・12.4.0001
たんぽぽ、あちこちで咲いてますね。
ひさしぶりに心の病気の話。はずかしながら公開します・・・

最近、ほんっとうに寒天食わなくなったなぁ~。


正確に言うとここ2カ月。劇画を描き始めてからです。





みなさん、覚えていますか?
一時流行った寒天ダイエット。あれです。
あまり聞かなくなっちゃったけど。

あれをずっとやっていたんですよ、私。
しかもほぼ6年間。


それも「何キロ痩せて綺麗になろう」とかじゃなくて
「これ以上体が膨張したらまずい」という
非常にネガティブな理由でした。

自分の服をあやうく、全とっかえしなきゃならないところだったんですから。


原因と言えばまあ、過食症ですね。
胃袋がいっぱいになってもそのサインが頭に行かないんです。
だから、お腹は水風船みたいにふくれているのに
頭の方では「もっと食え」「食いたい」という訴えがこだましている、そんな状態。

それで寒天を食べるようになった。
ノンカロリーでおなかにたまってくれるからね。
少しでも暴走する食欲がおさまってくれるならと思って、そりゃー消費したの何のって。

たいていスープにいれていたけど、
ひどいときにはそれだけでは足りなくって
パン生地をこねるのにもひとさじふたさじ入れたりしていました。
私は今でも、自分の食事は自分で作るのですが
数年間は、おかげで汁ものの比率が異様に高かった(笑)。寒天入れられるから。


で、肝心の食欲の方はどうなったのかと言うと
正直、効果があったのかなかったのか、ようわからん(笑)

底なし沼みたいな食欲は相変わらず、慢性的に襲って来ていたしね。


あったと考えるなら「寒天を食べていたから服を買い替えなくて済んだ」だけど
もともと私自身が「それだけはナシにしたい!!」と
ほとんど念力に近い理性で自分の食欲を抑えていたこともあるんです。
神経科の先生には「キミは妙なところでずいぶんと理性的だねぇ」と感心された(笑)。

たぶん、根本的なところが解決できていなかったからだろうな。
表面の部分で食欲を抑え込もうったって
やっぱりムリがあったんでしょうね。
これは過食に限らず、心の病気全般にわたって言えることなんだろうな。

もっとも、その「根本的なところ」にしたって
今の私にはもはや解決しようがないところに行ってしまったんだけど・・・



そんな調子で6年間、来たのですが
それが先日、2012年2月半ばに一挙にくつがえった!


劇画という表現ツールを見出したとたん
描くのに夢中になってしまって、その興奮たるや自分で怖くなるくらい・・・

セロトニンだかドーパミンだか、アドレナリンだか
よく知らないけど
いわゆる脳内麻薬がドバドバ出ているのが自分ではっきり分かってしまった。


それまでの私には決定的に欠けていたものが。

聖霊だかキツネだか(…)、これもよく分からないけど
なにかが降りてきた(なにかにとりつかれた)ような感覚でした。


「あれ?もしかしたら体が変わっている?」と気がついたのは
制作したいという欲求が食べたいという欲求を上回った時。
時間になってもお腹がすかなかったのです。


で、気がついた時には
寒天も食べなくなっていたというわけ。




今回起こった“奇跡”には私自身が驚いています。
そして劇画の効力にほとほと感じ入ってしまいました。

きっと、いままでずっと眠っていた「モノ」が
劇画という技法に出会って、怒涛の勢いで噴きだしてきたんでしょうねぇ。
それだけに、停滞した時を考えるとそら恐ろしいですが
今はとりあえず、描けるだけ描いておこうと思っています。

コメント

どん底の出遭い

 そうか、一時期、市中から寒天が消えて騒ぎになったけど
ニキさんのせいだったのか……って話じゃなくて。

 生涯、夢中になってなにかしていられる人は、ほんとうに幸せです。
 でも私のような怠け者は、なんでも中途半端にしかできません。
 辛いです。ニキさんのケースとは違うかも知れませんが、
こんな生き方でいいんだろうかと悩み、過食に走ったりします。
 で、洋服は着られなくなるは、体調は崩すは、自己嫌悪に陥るはで
なにもいいことはありません。人生、その繰り返し。
 でもどん底(その時は過食どころではなく、がりがりに痩せます)にまで
追い詰められると、私の場合はするすると蜘蛛の糸が降りてきます。
 で、藁……じゃなくて蜘蛛の糸にすがり、重い体をあげてみると
そこに出遭いがあったりするのです。
 (白馬の王子様に救われたいと願ったけど、究極の出遭いは
恋じゃなくて創作でしたね)
 人生の大きなターニングポイントはいつもそれでした。
 とことん追い詰められないと駄目なんですけどね、私は。
 この歳になっても、どうかまたその「出遭い」がありますようにと
切望せずにはいられないのです。
 劇画と出会えたニキさんは、いままさに光の中ですね。
 年齢の差なんか関係なく羨ましいです。
(私は過食中。もっと追い詰められないと。でも歳だからねえ)。
 

Re: どん底の出遭い

ほんと、そのくらいの勢いで消費していましたよ(←ちょっと脚色/笑)。

中途半端なんてとんでもないですよ。あんなにたくさんお書きになっているのですから。
私の母も冬桃さんの著作が好きだと言っていますよ。
冬桃さんもやはり救いは創作にありましたか!
私は拒食から過食にうつっている間、一年間まったく絵から遠ざかり、
さらに数年間は見るべき作品をなにひとつ生み出せない状態に陥りました。
その間に「自分にとって、空想世界とその的確な表現はいかに重要か、いかに『生きること』そのものと結びついているか」を思い知ったわけです。

でも思っている通りに描けるようになったのはここ2年くらいで、劇画との出会いにいたっては2カ月(!)ですからねぇ。

まだまだ、完全によくなるには時間がかかるなと覚悟しています。
願わくば過食がぶりかえしませんように!(お互いに、かもしれませんね)

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