共感覚、油彩で描いたらどうなるかという話

私が共感覚者だってことは
本ブログでちょくちょくお話ししてきまして。

共感覚がもたらす画像を
作品にして記録している――
ということも書いてきました。


共感覚水彩・12.9.11用
【“降りてくる聖なる堕天使”  2011年 水彩・ペン B6】

このように。


せっかく、ありもしない画像や映像が見えるんだから
描かなきゃもったいないですしね。




その「共感覚ギャラリー」に
最近、新たな発展があったのでご報告いたします!!




今まで、共感覚の絵は水彩オンリーだったのですが
それをもとにして油彩で描き始めたのですよ。

抽象画青 12.8.30001

はい、証拠写真。
上の作品を油彩で制作中の図です。




なんだろ、水彩の方がササッと手軽に描けるので
記録の第一段階としてはそれが良かったんですね。



共感覚のイメージは、「これ以外にあり得ない」というくらい
細部までとても明確なものなんですけど
それを正確に再現するとなると、かなり難しい。



目で見たものでさえ、絵でこまかく再現するのは難しいでしょ?



共感覚は網膜に映った映像ではなく(目で見ているのではなく)
“脳内スクリーン状態”で見ているから、なおさら再現しにくいんです。



私の場合、音楽を聴いた時にいちばんはっきりと見えやすい
だから作品化するのも音楽によるものが多いです。

でもね、それが静止画像でなく動画で、質感まで持っていて
しかも3D(!)と来ている
のよ。



これを絵で記録となるとアナタ、
どれほどの難易度か推して知るべしですよ・・・



水彩を選んでいたわけはここにあるんです。



水彩は油彩よりも手軽で、
何度も塗り重ねることなく、一つの色を表現できます。

乾くのも早いから、とりあえずイメージを画面に定着させるには
ちょうどよかった。



そうやって描いてきた共感覚シリーズは
今年1月~2月の個展で展示したのですが
予想をはるかに上回る好評だった!

それで、「このシリーズはもっと描いていこう」という気になったのです。



このたび、劇画制作をひとつのきっかけとして
油絵具の使い方をもっと研究してみようと思ったところ
共感覚を油彩で描く、というアイデアがぴったりでした。


水彩で描いたシリーズとにらめっこしつつ
ここはこういう質感だった――とか
ここは何の色をどのように塗り重ねるか――、とか
頭の中でしっかり計算して描き始めました。


かくして数点、試行錯誤しながらもうすこしで出来上がる、というところ。



共感覚12.9.11-20001
こちらも水彩で描いておいたイメージを、
油彩であらためて表現しようとしているものです。


ブラック・サバスの曲〈アイアン・マン〉を聴いて
「見えた」画像です。

水彩作品はこちらのリンクにありますので
よかったら見てみてくださいな。↓

http://niki200705.blog.fc2.com/blog-entry-130.html




頭の中で「見えた」画像を
正確に再現できたときの気持ちよさはかなりのもの



ちょうど、難易度の高いパズルができ上がったような感覚、と言えばよいかなー。

逆に、「なんか違う!」という場合もあって(描いている最中はたいていこんな)
そういう時は、歯のかみ合わせが悪くなったような違和感、居心地の悪さがあるんです。





そうそう、先ほど
「音楽による共感覚は動画になる」と書きました。



それをどうやって、一枚の絵に仕上げるんだ?と思った人もいるかもしれませんね。



私はこの場合、「曲の中で最も印象的な画像を選ぶ」

もしくは
「曲全体の画像・映像をまとめたイメージに最も近い画像を構成する」


という解決法を選んでいます。
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コメント

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Re: 再現…

共感覚、せっかく持っているのですから
少しずつでも描いてみたらおもしろいですよ♫
でも本当に、見えていても再現するのって難しいんですよねー。

見える位置も同じです。ちょうど額の上の方、視野の上ギリギリのところ。
脳のこの位置に、なにか機能があるのかもしれませんね。

共感覚はいろいろなタイプがあるといいます。
味覚で色を感じるのも例として挙がっていたことがありました。
私は匂いでも図形とか見えます。

このシリーズは描いていても自分でなかなか興味深いので(笑)、
まだしばらくは続ける予定です!

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