私がグレなかった理由(わけ)

03年の絵 12.10.300001

向かって右の花の絵、私が19歳ぐらいの時の油彩です。
神経科に通い出す直前のころですから
絵を描くために必要な、最低限の理性もほとんどない時期
これ一点のために3カ月くらいかかったもんなぁ・・・



さて。
グレるという用語はもはや死語に近いですが(笑)、
ほかに適当な用語が見つからないので。

一般的に言われているあたりで
家出したり、万引きやったり、薬物やったり、ケンカやったり
学校を日常的にさぼったり。
こんな感じでしょうか。


グレた人たちそれぞれには、その理由があります。

親のエリート教育に反発したとか
学校で教えていることと社会との矛盾にしらけちゃったとか
いじめられて人が信じられなくなったとか
ただ学校が嫌になったとか
無数にあります。


共通しているのは
本人が幸せだと感じていてグレた、という話はあまり聞かないこと。



ひるがえって自分のことを考えてみると
グレる原因になりそうなことはけっこうあります

ところが、
原因はあるのに結果がついていないの。


まあ、精神不安定で人に迷惑をかけることは
山とあったでしょう。
10歳ごろからうつ病らしき症状はでていたし
学年を重ねるごとに症状ははっきりしていったから。

ただ、“明らかに道を踏み外した”ことは、ついぞないんです。


おことわりしておきますけど
別にこのことで、何もお説教するつもりはありません。

踏み外さなかった理由らしきことを、ここから書いていきますが
自分で読んでみても
それで自分が偉かったなんて、とうてい思えないんで(笑)。



さて、「グレなかった理由」を考えてみたら
いくつか思い当りました。



其の一 やたらと醒めていた

「グレる」現象のひとつに、
家出とか、学校をさぼって遊びほうけたとかいうのがあります。
私が考えるに、家を出たり学校をさぼったりするには
それに代わる行く先があるんじゃないかな?と。

私にはそれがなかった。

外に飛び出したところで、どこに行けば分からなかったし
今いるところよりもいいとは思えなかった。

自分が「いま、ここ」で経験していることが
社会における人間関係の縮図だと思っていたからです。
(そしてニュースを見れば、それはどうやら真実らしいのです)

だから、外に飛び出してもいいことはない。
それどころか確実に悪くなることが分かっていたから、
結局、今いる場所で耐えるのが一番ましだということになったんです。


飛び出したところで、またここに自分が戻ってくるのが分かっていました。

あまりにもひどい環境にいる場合
行く先があるかも考えずに飛び出すこともあるでしょうね。
ここでなければどこでもいい、と。

私の場合、そこまで切羽詰まってはいなかったようです。
もっとも今考えると、
すでにあきらめモードだっただけかもしれませんが。



其の二 やたらと道徳的だった

これはおそらく、アスペルガーに救われた数少ない例でしょう。

私は子供の頃から、道徳面でやたらと頭の固い子でした。
なにしろ、いたずらをして喜んだことが一切ないんですから。
同じ年頃の子が、
他の子や大人をおどかしたりして喜んでいるのを知っても
「そんな罪深いことはできない!」と本気でびびってました(笑)。

これは、絵本や大人の教えで聞いた“善悪”を
純粋に、心の底から信じ込んでいたから。

まあ道徳教育で説かれることを、すべて実践してしまうような子です。
それをなりふりかまわずやるもんだから
「ヘンな子」といわれたんですが(苦笑)、まあそれは別の話。


フランクルがこう書いています。
「どんな者にも不正をする権利はない。
たとえ不正に苦しんだものであっても
不正をする権利を得たわけではないのだ」
と。

私はこれを、
フランクルに言われなくてもどうやら気付いていたらしい・・・


おまけに幼稚園のころから教会とも縁があって
小学校ではキリスト教教育にどっぷりつかってたもんだから
「何か悪いことをしても神様が見ている」という概念が
頭のど真ん中にしっかり、根をおろしてしまったんですね。
きっと。

「神はあなたの髪の毛の数まで知っておられる」と
毎日のように何年も言われれば
うっかりしたことはできないな、と
なりそうなものじゃーないですか。

どうかな?


もっとも、キリスト教の学校を卒業した後でも
この「神様に見られている」感覚は続いたから
もともと、影響をうけやすかったのかもしれません。



何か、過去をたどりだしたら
例によって長くなりそうだなー。

というわけで、残りはまた次回にまわします(笑)。
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コメント

コワい絵

  花の絵、コワい絵ですね、何故かは、うまく説明出来ませんが。何かに迫られる気がして...

Re: コワい絵

コメントありがとうございます!
「何かが迫ってくるような」とおっしゃる方は、結構いますね。好きだという方もいますけれど・・・
精神的にかなり危い時期に描いた絵なので、やはりどこかで影響が出ているのかもしれません。

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