住民たち紹介 其の二

鉛の皇帝11.3.8.名前変更

【“肖像シリーズ”より  2010年 油彩 F4号
名前:鉛の皇帝

獣目が「闘う男」「反抗する男」なら、
鉛の皇帝は、「支配する男」「殺戮する男」です。

しかし、ただの暴君ではありません。



鉛の皇帝の人物像には、
ロシアのピョートル大帝のイメージが多分に影響しています。

ピョートルはロマノフ王朝の初代皇帝です。
新都サンクト・ペテルブルクを建設し、
ロシアをたった一代で近代国家にしてしまった、偉大な支配者でした


しかし同時に、
生涯にわたって粛清をくりかえし、
実の息子まで反逆罪で処刑したという人です


偉大でもあり、恐ろしくもある。

崇拝と恐怖は、「力を持った男」の二つの姿。
アンヴィヴァレンスを色濃く体現する人です。

プルガダイスの中では、
いくつかの物語に出ていますが、
いずれも大勢の配下をかかえた絶対的支配者
獣目の不倶戴天の敵として登場し、
彼を直接、迫害することが多いです。

たとえばこの作品。
二人が共演しております。↓

獣目と皇帝 本番 11.3.8.変更

【“煉獄のほとり”  2010年 油彩 F15号】

抑圧する者と
抑圧される者のせめぎ合い、
激しい心理的対立を描いたものです。

舞台は近未来か、架空の国。
支配者にとって都合の悪い者は、
力で抑えつけられる世界。
異端審問はいつでも、どこでも、常にある。

右の黒衣の男が鉛の皇帝。

「お前の罪科は分かっている。
無駄なあがきはよすことだな。
われわれに逆らったところで、
命を無駄にするだけだ」


白いシャツを着た獣目はこう答えます――

 「分かっているなら結構だ。
 何をしようとあんたの勝手さ。
 俺は自分の身の安全よりも
 プライドの安全を選ぶからな」



「鉛の皇帝」という名前には
ちゃんとした由来があるのですが、
長くなりそうなので、それはまた今度・・・


関連記事

コメント

楽しみです!

ニキさん

 ブログ開設おめでとうございます。
 私も子供の頃から、いつも「自分だけの世界」を
持っていました。
 そこでは私の創りだした人物達が、ドラマチックな
人生を生きていました。
 年齢によってその世界はいろいろで、いまももちろん
持っています。でも誰にも見せたことはありません。
 ニキさんはそれを見せてくれるのですね。
 さて、どんな人々が登場するのか、どんなドラマが
展開するのか、とても楽しみです。

冬桃さまありがとうございます

冬桃さまと同じです、私も!
自分の空想世界のこと。

それはそれは
いろんな人々が出てきて、
彼ら独自の人生まで持っているんです。

その時によって
登場人物や舞台が違ってきたりするけど、
世界そのものは
決してなくならないんですね。

楽しみにしてくださってありがとうございます!


祝!ブログ開設

祝!ブログ開設。

ご無沙汰です。
先日はおじゃまできて楽しかったです。
リビオさんも喜んでおられましたよ!

さて、制作に続いてブログ。

ちょくちょく覗かせていただきますね!

Re: 祝!ブログ開設

ipadaさま~~
祝!コメント、ありがとうございます!
また会いたいな☆
リビオさんも素敵な方でした。
あ、しかし・・・
日本語以外できるようにならんと!ですね。
通じないところは、
芸術家同士のテレパシーで(笑)

それはともかく、
これからブログ、よろしくお願いいたします!

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)