『プルガダイス・その世界』ご報告

さて、
今回からタイトル通り
『プルガダイス・その世界』のリポートをしたいと思います。

岩崎Mu-⑪0001
【“沼に落ちた天使”  2013年 油彩 F6号】


前の記事で書いたとおり
“天使もの”がとても多くなった展示となりました。
天使の絵がここまで並んだのは、おそらくはじめてでしょう。


ニキ独特の天使解釈・・というか
オリジナルキャラである“黒天使”のシリーズは
2010年7月から油彩で描き続けていました。

なぜ2010年7月と
はっきり書けるかというと、
実質的にはこのシリーズの第一作となった“わが現代の天使”を
この時に描いたからです。

我が現代の天使 11.3.
【“わが現代の天使”  2010年 油彩 F50号】


その時からずっと“黒天使”のモチーフに魅かれてしまいました。


最初、見たときには
思わずどきっとしたり、「えっ!?」となる方が殆どのようです。
それも無理はないです。
そう感じるのが当然だと思う。

しかし、その「どきっ」が
いいきっかけになってくれたようでした。

この“黒天使”とはどんな天使なのか?
なぜこういう姿をしているのか?
さいしょの驚きや違和感が
こういう質問になって、私の方に来てくれるんです。

それで、こちらから解説するんですね。


この天使は人間と同じ闇の中にいて
同じ傷を負い、
同じように苦しんでいる天使だということ。

光に満ちた天使が空から降りてくるのではなく、
人間と同じ場所にいる天使。
そういう天使の姿にこそ究極の希望を感じるということ。



こういう説明をすると
お客様の最初の反応が「なるほど!」へ変わったんです。
それは毎回、みごとなほど変わってくれました。

「これ何?」という驚きや違和感が
「そうだったのか!」に変わる。


私が嬉しいのは
自分の描く“黒天使”の意味が分かってもらえた、
ということだけじゃありません。

その意味が分かるくらい、世界観が通じたということなんです。


闇の中にいる天使、
人間と同じ傷に苦しむ天使、
そういった天使像を差し出しても
すぐに「なるほど!」という反応が得られるということ。

これは次のことを示しています。

私と同じような感覚、
黒天使の表す“希望”の感覚を
もしかしたら共有できているかもしれないんですよ。

今まで自分が知らなかっただけで。


私も、何度か質問をうけているうちに
だんだん説明がうまくできるようになってきました。
自分の方でも頭の中が整理されてきて
すっきりしてくるんです。



ただね、
やっぱり子供にはちょっと怖かったみたいで。

「こわい」「気持ち悪い」という声が
2回ほど聞こえてきました。

そうだよね。うん。
今はそう感じても仕方ないと思う。
もっと大人になったら、もしかしたら分かるかもしれない。


逆に考えると

子供の時点で理解できていたら
たぶん私みたいになるんだろうなぁ・・・笑

コメント

No title

親子展 ご苦労様でした。
立派な会場で 会場にまけない作品。
きっと 一番喜んでいるのはお父様お母様だと思います。
どうか これからも益々のご活躍 応援しています。

Re: No title

viragooさん、お帰りぎりぎりで会場でお会いできたんですよね。
来てくださってありがとうございました。

どうにかここまで来られました(笑)
これからもよろしくお願いいたします!

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