『プルガダイス・その世界』ご報告3

岩崎MU13.7.150001

『プルガダイス・その世界』の会場では
全体的によくうける質問がありました。
それで、今回の記事では
そういうご質問にお答えしようと思います!


Q:展示してある絵はすべて「頭の中に見えて」いるの?

A:はい、そのとおり。見えてます。



Q:「見える」ときはどんな感じ?

A:頭の中に映画のスクリーンができている感じ。
  異世界で起こっている出来事が、そのスクリーンに写っているんです。

  それはハイライト・シーンだけのこともあれば
  ストーリーの全体が一瞬で見えてしまうこともあります。




実際、私の絵は静止画像ではなく動画のように感じられる
という感想も多くありました。

絵は言うまでもなく、一枚の静止した画像なのですが
なぜかそれにもかかわらず、
人物その他が動いて見えるというのです。

また、「現場というより映像っぽい」という感想もありました。
強いリアリズムを感じるけれど
そのリアリズムは生でその場にいるというより、
映像のフィルターを通して見ているようだ、といいます。

それで考えてみましたら
たしかに私が頭の中の現実を「見る」とき
三次元というよりは二次元的に「見えて」います。

言ってみれば
“温度・湿度・匂い”のない世界。

リアルではあるけれど、
たとえば肉体の生々しさはさほど伝わってこない感じ。
だからこそ、自分の世界でありつつ
落ち着いてルポできるのかもしれませんね。




Q:「見えている」ということは、モデルは使わない?

A:目の前にいるモデルをそのまま描く、ということはないですね。
  ただ、現実に目で見て「美しい」と思った顔がいくつもあって
  そういうさまざまな顔を組み合わせています。
  いくつもの顔から作品ごとに、いちばん好ましい顔をつくりあげています。





Q:風景は実際に見たもの?

A:いえ、これも頭の中の風景です。
  ただ、実際に目で見て印象深かった風景が影響している、
  ということはあるでしょうね。


  私は、インパクトのあった映像や画像が
  頭の中に残ってしまう傾向があるので、
  そうやってストックされた風景が
  何らかの形でおもてに出てきたりはするかも。




Q:「頭の中に画像や映像がずっとのこる」って、けっこう疲れない?

A:疲れますね~。
  特に昔は大変でした。
  
  困ったことに、恐ろしいものほど残りやすいんですよ。
  だからしょっちゅう、そういう画像や映像が夢に出てきますし
  普通にしていても、時と場所お構いなしにフラッシュバックします。

  学校で歴史や政治について勉強したり、
  ニュースで海外の紛争その他のことを見たりするでしょ?

  私にとって、それは「歴史について学ぶ」とか
  「世界の現実を知る」とかのレベルを超えて
  画像や映像を見たことそのものが、個人的なトラウマになっちゃうんです。

  今はそういう恐怖を“作品にする”という形で
  身体の外に出せるようになりました。

  でも子供の頃はそれもできなくて、
  恐怖が体の中にたまりっぱなしでした。





Q:頭の中に、空想世界が「見える」ようになったのはいつごろから?

A:もう、ものごころついたときから(笑)。
  覚えているのは幼稚園の頃。
  すでに、自分の頭の中に独自のキャラクターがいて
  そのキャラたちを描いていました。





Q:空想世界はいつも同じだった?

A:いえ、時代によって変わってきましたよ。
  登場人物も舞台も、
  その時の私が関心を抱いているものによって変わってきます。





Q:一日にどのくらいの時間、絵を描いているの?

A:んー、計ったことないです(笑)。その時によってまちまち。

  画材を扱っていなくても、頭の一部ではつねに作品のことを考えています。
  だから24時間!と言えないこともないの。

  また、そんなに一気に何時間も描けないため、短い時間で一日何度も描きます。
  トータルすればけっこう長い時間になるかも。





Q:絵を描きはじめたのはいつごろから?

A:覚えてないです(笑)。
  覚えていないくらい昔、てことらしい。

  両親の証言によると、2歳ぐらいから広告の裏とかに描きなぐっていたようです。
  私がはっきり覚えているのは幼稚園のとき。
  すでに絵ばっかり描いていました。

  ただ、自分が描きたいとおりに描くことができて
  しかも他人から評価されたのは、ここ3年くらいです。
  描きたいものがあるのに、
  上手く形になってくれない時期がすごく長かったですから。





Q&A、いかがでしたでしょうか。

今回取り上げたご質問のほかにも
印象深かった感想などがありましたので、
また次回以降に書こうと思います。
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