ホラーの季節に考えた

夏ですね~。

毎日暑いですね~。

怖い話がいっぱい出てくる季節ですね~。


ケーブルテレビの映画専門チャンネルその他にも
連日、ホラー映画が並んでいます。

私は成人してからホラー映画を見るようになりました。
なぜかって、子供の頃は極端に怖がりだったため。
私も見たいとは思わなかったし
親も、そういう映画やテレビをなるべく遠ざけるようにしていましたから。


で、今の話です。



さっきも書いたように、
今ではホラー映画もけっこう見ています。

ま、テレビで放映しているのを
ピックアップしているので
それほどたくさん見たわけではありません。

とりあえずこれを前置きとして。


ホラー映画について私が思うのは
「幽霊や怪物の視点に立ったものって少ないのかな~」
ということ。



化けて出るにはそれなりの理由があるでしょうに。
幽霊だって人間ですもん。

生きた人間が死んだ人間になっただけで。

だいたい、幽霊になって出てくるぐらいなんだから
その人はしつこい性格に違いありませんよ。



ホラー映画で幽霊が出てきたり
怪奇事件が起こったりする理由で
一番オーソドックスなのはこれでしょ?

「だれかがこの世に恨みを残したから」。


それだったら、恨みを残した本人の心理を
もっと追ってみることだってできると思うんですよ。


でも、たいていの映画では
“脅かされる側の恐怖”を中心に描いていて
“脅かす側が何を思っているか”が描かれることはあまりないようです。




ある日突然、変な事件が起こって
幽霊とか怪物とかがひたすら
生きた人間をぶっ殺していく・・・って





通り魔かよ!笑




すごいときには、
化けて出た理由まで分からないままだったりする。




なぜ、化けて出るのか。
なぜ、人を襲うのか。

「恨んでいるから」・・・って、
じゃあなぜそこから行動に移すのか。


そのあたりを追求したくなるのです。



幽霊とか怪物とかって、ものを考えたりしないのかしら?

そりゃ、生きている人間としては
怖い思いをさせられるのはイヤだし
殺されるのはもっとイヤですよ。

私だってそう思います。生きてる人間だから。

でも、死んだ人間になったというだけで
そんなに何も考えなくなるのかなぁ。
恨みの感情しかなくなってしまうんでしょうか。


それにしたって、
化けて出た人が誰かを恨んでいるなら
“自分でもどうにもならない、恨みの感情にとりつかれた人間”
の立場に立って描くことも
可能だと思いますよ。


本物の通り魔でさえ、それなりにものを考えてはいるんですから。



それとも、そういう立場に立って映画を作ると
娯楽性が足りなくなってしまうのかしら?
あまりに内容が深刻になっちゃって。



そういえば、同じく死者が蘇った怪物でも
ゾンビはものを考えないのに
吸血鬼はけっこう深く考えたりしているように見えます。

この差はどこから来るのかな。
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コメント

No title

お盆らしい話題ですねぇ(笑)

自分の観たものだと、死んでいるのに生きてる状態に近いようにモノも考えれる登場人物(幽霊?)はコメディ系の作品に多かったように思います。

たいていのホラー作品に出てくる幽霊やゾンビ達が何も考えずに凶暴なのは、「そういうキャラを出したい」っていう前提ありきで作られてるから、人間味のある存在は需要が無いのかな、と・・・

人間味が無い、からホラーで怖いように思うのですよ。

真っ暗な部屋・・・・「ガタッ」と物音が・・・・「誰?」・・・・・その先に人影が・・・・
!!
「あっ、スンマセン、幽霊です。ども」

とか典型的なコントのような。

異形へのシンパシー

同感です。それは人々が「自分は一般的である」という心理をもっているからじゃないでしょうか? 一般的な人は幽霊にもならないし、怨念も残さない。完全にあっちの世界の人と、こっちの世界の人に分けて考えているのでしょう。でも、生きている間に、少しでも自分は一般的でないと思ったら、幽霊でなくとも、異形の者と呼ばれる、一般的から逸脱する人たちにシンパシーを感じるだろうと思います。ただ、それは少数派なので、多くの人に共感を得るのは難しいのだと思います。やや幽霊寄りの内容としては、シックスセンスなどがあげられると思いますが、これも怖さとどんでん返しを効果的に見せたいために、幽霊の心理描写まではあまり描かれていませんでしたね。おそらく、幽霊にフォーカスすると、ヒューマンドラマになってしまい、怖くなくなるからではないでしょうか? 人は「よくわからないもの」が怖いのだから。

Re: No title

kotatsuさん

せっかくの夏ですので~笑

そうか、需要がないのかもしれませんね。
幽霊や怪物は得体が知れないから怖いのであって、そちら側の心理に入りこむとなんとなく立場的に近くなってしまうからでしょうか。
それでも、人間の心にも怖いところが山とあるから、それを誇張した存在として見てみたら可能なのではないかな?とも思うのですが・・・

あと、コントいいですね(^^)

Re: 異形へのシンパシー

としみ様

初コメありがとうございます!
そうなんでしょうね。「向こう側」と「こちら側」のどちらに自分がいるか?が鍵なのでしょう。
自分が「こちら側」にいることに疑問を持たない場合、
ホラー映画を見ても“脅かされる側”の立場に自分と近いものを感じるのでしょう。
多数派・主流・普通という概念も含んだ意味での「こちら側」。

私は昔から変わりもので通っていたので(笑)、「あちら側」にいるみなさんはどういう気持ちなのかな、とか考えるのかもしれません。
シックスセンスは確かに、幽霊の側にも立っているところがありますね。で、幽霊さんたちも人間として描かれていました。主人公の男の子が、幽霊と近い立場に立てる能力を持っているからでしょうね。

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