アッシュエルのプルガダイス通信

こんばんは、黒天使のアッシュエルです。

最初は油彩、やがては劇画にも出演するようになった
あの天使だよ。

黒天使劇画タッチ6.30001

『われ、深き淵へ』のときは偽名を使っていた。
あのときは人間のふりをしていたのでね。

きつい仕事だったけど、
人ひとり助かりました。
大変な内容だったかもしれないけど、
私はもっと大変だったんだから(笑)。

ひとりと言ったけれど
ことによったら二人、だったかもしれない。
そのあたりはまだ断言はしないでおきましょう。
作者がいま、
新しい劇画で表現すべく大奮戦している。


このたびのプルガダイス通信はヒイナに代わって
私の担当となりました。


なぜかって、
プルガダイスに関する質問にお答えするはずが
あの子じゃ手に負えない質問のようだからね。

それで、この空想大陸の始まりから
すべて見てきている私なら答えられるだろう、
ということになった。

人間なら、図書館や郷土資料館で
歴史に関する本を参考にするところだけど
私はこの世界を担当してきた天使だから。
その手間がはぶけるというもの。

もっとも、天使にも
調べものをする必要がある時はもちろんあって
天の図書館に行ったりもするのだけど。

ちなみにそこでは、地上のすべての本もそろっている。
人間を理解するために必要な資料なんだ。



では今日の質問といきましょう。

「プルガダイスの人たちは何語で喋っているの?」

はい、ご質問ありがとう。
これはだいたい二種類あります。

まず全世界共通語というのがあります。
この空想世界の東西南北の果て、
どんなちいさな国でも通用する共通語です。

ここでひとつ注意するのは――
「空想大陸」と言っているけれど
すべてがひとつの大陸にあるわけじゃないんだ。

ちょうど現世がいくつかの大陸に分かれているように
プルガダイスでも海に隔てられた
いくつかの大きな大陸がある。

その、どの大陸のどんな辺境地帯でも
共通語は使えます。



次に、独自の言語があります。

各国家、各地域、各民族その他だけが持っている言語。
これはそれぞれで全く違うので
共通語がないと部外者にはまるでお手上げ状態になる。

これら独自の言語は
まさしく国家や民族の文化そのものであるから
どこの人々も、決して絶やさないように努力を重ねているんだ。


ただ、これらの言語は消滅の危機にひんすることも
よくある。

その時々の政権によって
特定の言語が禁止されてしまったり
長い間に使われなくなったりしてね。

そうしていつしか消えていった言葉を、
また復活しようという人も出てきたりする。
いくらかの世代が過ぎてから。


ちなみに私はすべての時代、すべての地域にいたので
共通語のほか地方・民族限定の言葉もすべてしゃべれます。

天使は特殊な聴覚をもっているから。
まるで知らない言葉でも、
しばらくのあいだ聞いていれば喋るのに不自由しないんだ。



さて、次回はまた私の出番になるかもしれない。
最近の作者のお気に入りの設定では
ヒイナはまだ7歳なんだそうな。
だいたい劇画ではこの年齢らしい。

だから、あの年ではなかなか難しい質問もあるんです。

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