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“夢の中の出会い”

ヒイナの記事が好評だったので
彼女の出演作品をご紹介しちゃいます。


 ※ 「住民たち紹介 其の五」および「ヒイナちゃん、続き。」参照

夢の中の出会い3.26.
【“夢の中の出会い”  2010年 油彩 F20号】

「夢でもいいから、あの人に会いたい!」
そんな風に思うことが誰にでもあるはず。

この絵では、そんな願いが夢の中でかなった、という話を描きました。


少女が抱きついている男の人は、
好きな人かもしれないし、
この子のパパかもしれない。

解釈はどちらでもいいと思います。

男の人はマントを身につけています。
だから、もしかしたら戦士かもしれないですね。
どこかに遠征にでも行っていて、
やっと帰ってきてくれたのでしょうか?

でもこの出会いが
夢にすぎないということを考えると、
喜びの場面にも残酷なニュアンスが加わります。

ヒイナは自分の分身かもしれない・・・
ということを書きましたが、
やっぱり彼女を描いた作品には
私の気持ちが出てしまっているのが多い


ちなみにこの作品は、
2010年7月に
すどう美術館の「若き画家たちからのメッセージ2010」展に
出品したもの。

知り合いの方がかなり来てくださったり、
一人の審査員の方が絶賛して下さったり、
美術館での始めてのグループ展として思い出深い展覧会でした。

で、どの方も必ずおっしゃってたのが
「キミの作品のところだけ空気が違った」
・・・ってこと!

いやー、実は自分でもそんな気がしてましたのよ・・・

ほかの方は抽象とか、
デザイン的なおしゃれな感じの作品が多かったんで。
やっぱり浮いてましたか!(笑)

でもね、不思議なんですよ。

「他人と違う絵を描く」ということは
少しも意識していないから。

ずっと普通の人間になれなかった私は、
アートの世界に進むしかなかった。
でも、アートの世界でもやっぱり普通じゃなかったみたい(笑)

ただ、この「普通じゃない」ってことは、
今では苦しいことじゃなくなった。

自分が何を表現すべきか、
どんなふうに表現するか、
さんざん苦労した末にようやく見つけたのでね。
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