2007年の絵が見つかった 其の二

旧作発掘、パート2です。
探してみると出てくるんだわ(笑)。

これは2007年6月1日の作品です。
(日付が書いてありました)


旧作07.6.10001
【タイトル不詳  2007年 水彩 B3】



この絵にはストーリーがしっかりあります。



向かって右側の橙色の髪の毛をした青年は
若い兵士で、
傷を負ってもう死ぬという瀬戸際なのです。

左側にいる緑のスカーフをかぶった女性は
彼の恋人です。

兵士が恋人に語りかけているところ。


なぜ一緒にいるかというと
これは戦場ではなく、街で起こったことだからです。
というより街全体が戦場だったから。

兵士が仲間とともに
基地のある街に戻っていた時に、そこがやられたという設定でした。
バックにはその街の風景がのぞいていますが
ご覧の通り、なにも残ってはいません。


なんでここまで??と思うぐらい
設定が細かいですが(笑)、
まあようするに
今の世界観が成立した最初期から
作品はストーリーの形で浮かんでいた――
ということです。



女性がスカーフをかぶっているのは
おそらく聖母マリアのイメージが入っているからでしょう。
このころからキリスト教的な世界観を
意識するようになりましたから。

あと、ニュースや雑誌で中東のこととか
よく見たので
その影響もあるかも。



男性(兵士)は、その後重要キャラとなる
“獣目”の原型となった人です。

獣目「EXPO」用
こいつ。

目付きのきついところとか
やや子供っぽい顔立ちとか
共通する特徴を見受けられるかと思います。


ちなみにこの二人のキャラは
このあと、現在に至るまで
いろいろな作品に出演するようになります。
単独だったり、カップルで出たりします。



つい最近、大作で共演した例がなんとこちら!
日本アンデパンダン展出展作です。


アンパン・ニキ0001

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コメント

No title

この絵は、この画像が本物と同じサイズなのですか?
女性の顔は見たままの部分で途切れてるのでしょうか?

自分は実は芸術の事はよくわからないのですけど、けど、
この絵からはすごく「引力」を感じます。よくわかんないけど、引きつけられます。
そしてなんかよくわかんないけど、見てて飽きないというか・・・
言葉では全然説明出来ないのですけど・・・・

Re: No title

B3サイズですから、実物はわりと大きいですよ。
長いほうの辺が50㎝くらいあります。
画像ではほぼ全体が出ています。写真を撮る時にちょっとばかりゆがんでしまったので
周囲がやや切れていますけどね。
「引力」を感じるとのこと、ありがとうございます。
まだ表現は荒削りですが、今に通ずるメッセージや物語はこのころからすでにありましたから。
それが出ているのかもしれません。

No title

ああ、サイズの方は普通に元は大きな絵と思ってました(笑)
質問の仕方が微妙でしたね。

女性の顔が半分だったのが、何か不思議な感じがして、元の絵の周りを切り取った画像なのかも?と思ってしまったためです。

本当に不思議な感じのする絵ですよね・・・・

Re: No title

あ、そういうことでしたか(^^)
そうです。トリミングしてこうなったのではなく、これで全体です。

> 本当に不思議な感じのする絵ですよね・・・・

このころはですねぇ、技術的な欠点をカバーするために
このように大胆にカットしたりしていたんです。
色づかいもかなり謎というか、現実ではあり得ないものでしたしね。

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