心と無縁の暗黒世界

こちら、ピンクの天使の絵の一部です。
新宿のギャラリー絵夢で、クリスマスの展示に出すためのもの。

天使の光輪13.11.27


バックと光輪の一部ですね。
中世~初期ルネッサンスの宗教画で、
聖者や天使の頭の後ろに
金色の円盤みたいについてる、アレです。

アンジェリコ元日記事用




天使シリーズは2010年から、
油彩以前にさかのぼれば2007年から続いていまして
いくら描いても飽きそうにない(笑)。



最初は暗黒の天使ばかり描いていたのが
もとの姿をさかのぼる形で
光り輝く天使も描く(描ける/笑)ようになって、
なんとまあピンクの天使まで描くようになっちゃったという。

このピンクの天使は、
私が描けるようになった“本来あるべき天使”の
ひとつの極限ともいうべき作品です。

だって、ピンクって一番幸せな色だから。
色彩心理学的にそうなんですって。
子供の絵には、おおむね幸せな時にピンク色が現れると言いますよ。


ところがそれだけでは安住せず
12月2日からまたもや暗黒世界に舞い戻っています。
日付までしっかり分かるんだねぇ・・・


なかなかおもしれえなと思うことには、
決して、その時の精神状態が反映してはいないんですね。

文字通りの暗黒世界を描いている時に
具合が悪いとは限らないし、
明るい絵を描いている時に
気分まで明るいとは限らない。

私が鬱病で、そこへアスペルガーが拍車をかけていることは
本ブログでも正直に書いてきました。

しかし、暗黒世界リターンズのような絵を描いている
たった今
現実には、私の心はきわめて具合が良い。



7月以降でいちばん危かったのは
11月の一カ月で、
ピンクの天使を描いていたのはむしろその間なのです。


自分で考えてみるに、
これはおそらく
“具合の悪い時に描けなかったものを
今描いている”
のでしょう。

土台としての心の状態が
ある程度ドロ沼から抜け出している

これが第一ステップ。

そういう、やや改善した状態で描いているから
描けなかったものがしっかり形になってくれている

これが第二ステップ。

作品の色調や内容と裏腹に
描いている本人が元気なのは、たぶんこういうこと。


描きたいのに形にならないって
ほんとーーーにストレス溜まりますよ。
ここから逃げたいのに一歩も動けない感じで。

それでますます鬱病の深淵に
刻一刻とふかくはまり込むことになるんです。


でも、今はそれがない。だから大丈夫なんです。
暗黒世界リターンズの油彩、
まだまだ描けそうなので枯渇するまで続けます。

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プロフィール

探究者ニキ

Author:探究者ニキ
安藤ニキ
神奈川県横浜市生まれ、
慶応義塾大学文学部哲学科卒業の画家。
油彩・版画・ドローイングなど表現方法はさまざま。たまーに漫画も描きます。
作品のお問い合わせはnikiあっとando-kobo.jpへお願いいたします。

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