顔、この神秘なるもの

導入として。
この二人の天使は同じ天使です。


天使の顔12.9.300001

13.12.2天使の顔0001


表現ツールに“立体”を取り入れる
手始めとして、
人形作りの代わりに原型だけ手に入れる方法を考え出した私。

マネキンの頭部を運よく手に入れて
只今、ここにどうメーキャップを施そうか
思案中でございます。




しかし、顔って面白いなぁ・・・とつくづく思います。

いま、マネキンは白塗りですが
もとは女性の顔のメイクがばっちり施してあったのです。

これを、自分が心に描いている
黒天使の顔に
生まれ変わらせるために、
まず最初にもとのメイクを消してしまいました。

マネキン頭部13.120001
これね。

不思議だなぁと思うのは、顔の原型とメイクについて。

目や眉や唇なんかを
いったんすべて塗りつぶしてしまうと
メイクがあったころとはまったく違って見えるんですから。


原型が同じでも、
メイクによっていくらでも顔が変わるということですよね。
百面相、もしかしたら万面相に。

よく、なかば冗談話で
「化粧を落としたら誰か分からない」というのが
ありますが
それだってあながち嘘じゃないかも・・・


あ。
今気がついたんですけど、
もとの顔の写真、撮っておけばよかったかもね。
そうすれば「白塗り前」「白塗り後」と
並べて出せたのに。



冒頭に並べたふたつの天使像は
この関連で出してみたものでした。


同じひとりの天使だから
モデルも同一人物なのに、
描き方によってまったく違った印象になります。

一番目はもとからの姿、
二番目は“幻想のグラウンド・ゼロもしくは爆心地”で被災したあとの姿です。

もちろん、人間の顔のような
「現物」ではないです。
だから、メイクで全然違う顔!ひえ~!・・・という話とは
かならずしも全く同じではないのですが。


それでも、「顔の原型は同じなのにまるで別の顔」なんです。


いや~、顔って深いですね。


作品展の会場で見る方は
まずまちがいなく、もとの姿と被爆後の姿を
同じ天使だとは思わないようです。

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