“降りてくる聖なる堕天使” ドライポイント編

さてさて、先日の「銅版画一回目」の記事で
制作過程をアップした作品、

乾燥しましたのでブログで紹介いたします。

聖なる堕天使(ドライポイント)14.1.0001
【“降りてくる聖なる堕天使”  2014年1月 ドライポイント】



今までに
水彩・油彩と何度か描いてきたテーマです。


まず第一号が水彩。
次にF4の水彩、その次にF0の水彩、と――
そのすべてがお客様にヨメ入り(もしくはムコ入り)したという
私にとってはたいへん、縁起のいい作品なのであります。



どうせだから、ここらでそのすべてを
ふり返ってみましょう。

共感覚水彩・12.9.11用
第一号、水彩。





共感覚H&H 12.9.140001
第二号、油彩F4。




降りてくる聖なる堕天使(2)0001
第三号、油彩F0。





この作品は、Heaven&Hellというバンドの曲を聴いて
私が“見た”画像を描いたものでした。

2009年のアルバム“The Devil You Know”の5番目、
“Rock and Roll Angel”という曲です。


そう。
タイトルにもすでに天使がいるのですよ。


このアルバムに入ってます↓
HH アルバム0001



Heaven&Hellについては
何度か本ブログでも書いてきましたが、
ここでも軽く解説しますと


80年代初頭のブラック・サバスが
2006年末に別名義で再結成したバンドです。

ヴォーカルのロニー・ジェイムス・ディオの病死で
2010年に幕を閉じるまで
わずか3年半ほどの活動期間しかありませんでしたが
その3年半に彼らが残したものは計りしれません。

“The Devil You Know”は彼らの唯一のスタジオ録音盤。
名盤と言われています。
2009年にリリースされたのに、
レコードで聴きたくなるような作品です。



私はこのアルバムを
少ない目に見積もって150回ほど聴いています。


これ一応、自分で推定してみた回数。

一度、アルバムを何回聴くかを数えてみたことがあって。
それによると
気に入ったアルバムなら一年間で80回聴いていました。

それでまず、80回。

そのあとややペースが落ちて
年間40回としますね。
それで120回。

アルバムを買ったのが2009年で
それから5年弱ですから、
最初の2年の120回に、あと残りの3年の回数です。

残りの3年で、一月に一回ぐらいのペースで聴いていたとして
約30回。


合計150回。


まあ適当な推定ですが、
もし当たっていないとすれば「もっと多く聴いていた」という違いでしょう。



私はこのアルバムを聴くと、なぜかいつも
フランシスコ・デ・ゴヤの晩年の作品群を連想してしまいます。
ルドンの黒い版画シリーズもそう。
世界観的にかなり似ていると思うんですよ。

音も歌唱も内容もひたすら暗く、その暗さの中に美があります。
制作している時、
ヴォーカルはすでに自らの死を予期していたのではあるまいか。


そんな中で5曲目の“Rock'n Roll Angel”は
唯一、青い宝石のような輝きを発する曲です。
黒曜石の中にひとつだけ、
アクアマリンが混じっていると言った感じでしょうか。
ロマンチックでさえあります。



“The Devil You Know”に出会わなければ
この共感覚アートもなかったわけで、
私としてはHeaven&Hellさまさまなのです。

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プロフィール

探究者ニキ

Author:探究者ニキ
安藤ニキ
神奈川県横浜市生まれ、
慶応義塾大学文学部哲学科卒業の画家。
油彩・版画・ドローイングなど表現方法はさまざま。たまーに漫画も描きます。
作品のお問い合わせはnikiあっとando-kobo.jpへお願いいたします。

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