銅版画 ソフトグランド編

今回の銅版画教室は「ソフトグランド」という技法でした。
これは今までやったことのない技法です。

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今回、選んだ下絵。共感覚ネタです。


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まず、銅板の表面を
軽く引っかいてみて
爪に引っかかるくらいの傷があったら
バニッシャー(写真の道具)でみがいて消します。




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次に版を熱して、
グランドが定着しやすいようにします。



前にやったエッチングの場合
グランド(版をコーティングする液体)が濃く、
かっちり固まるタイプを使いますが

ソフトグランドでは
あまり固まらないタイプのグランドを
薄く引きます。





SG14 2 50001
なんと、これがソフトグランド。
固形です。

古くは卵の殻に流し込んで
かためていたとか。
もしかしたら今でもそうなのかな?





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熱くなった銅板に
上の黒い卵(笑)のはしっこを
ちょっとつけて、
あとはローラーでならします。

このローラーは
すでに版画工房で何度も使われている
年季モノなので
ソフトグランドが十分についているのです。





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グランドをひいたらまた熱します。
表面がピカピカしてきたら完了・・・だったはず。





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下絵を左右逆に置いて、上から好みの
描画材料でなぞります。

実はこれがソフトグランドのミソでして。


グランドがやわらかいので
ニードルでけずらなくてもよいのです。
上から鉛筆などで線をなぞると
下絵にくっついてはがれてくるため。

なので、描画材料を
工夫することで
好みの線がそのまま出ます。

私は今回、鉛筆・綿棒・ペインティングナイフなどを使いました。





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描画し終わったところ。
グランドがはがれて、白っぽい線になっていますね。





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ソフトグランドはグランドの力が弱いので
全体的に腐食が進みます。

そのため、腐食させたくないところ
(真っ白くしあげたいところ)は
あらかじめ止めニスでおおってしまいます。





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腐食中。

今回は腐食液も専用のものを使います。
終わったらまた醤油で洗うんですよね~(つい受けてしまいます)





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版もできあがり、
試し刷りのインクを詰めたところ。



・・・と、画像はここまで。
実はここから先、作業に熱中したため
写真を撮る余裕がありませんでした。


次回はおそらく、刷りに熱中するでしょうから
そのときにまとめてリポートするつもりです。
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