笑いの哲学―筆のすさびについて―

「筆のすさび バレンタインデー編」一・二が好評で
とても嬉しいです(^^)

自分にこういうネタが描けるとは
思っていなかったし。

ルビィ(ピンク)0001
昨年、ギャラリー絵夢のグループ展に出した作品。これもルビィでした☆
ブーケはその時にいただいたプレゼント。ありがとうございます。





人を泣かせるのは簡単だが、
笑わせるのはとても難しい
――と誰かが言っていました。

シリアスものとのギャップを楽しんでいただければ幸いです。



ただ、制作スタンスに関しては
シリアスな劇画でもコメディタッチでも
さほど変わらないんですよ、私。

大きな意味での「人間観察」なので。



人生には、物語のあらゆるジャンルが入っています。


人間が繰り広げるドラマって
実は悲劇と喜劇が共存していますし、
ホラーもコメディもサスペンスも恋愛も
すべて含んでいるのです。


泣かせるなら泣かせっぱなし、
笑わせるなら笑わせっぱなし、
怖がらせるなら怖がらせっぱなし、
恋愛ならひたすら色恋沙汰べったり――というのは
描いていてもあんまり面白くないんです。

悲しい物語、恐ろしい物語であっても
中に一瞬「ふっ」と笑ってしまうシーンがある。

そういうのが上質な話だと思うのですよ。

それも、無理やり笑わせてやろうとする
一発芸的なものではありません。

人間だったら思わずやってしまいそうな失敗とか
極限状態で発してしまう、笑うしかないセリフとか。
そういうのがごく自然に出てくる作品を目指しています。


無理に笑わせようとするのって、
いやらしくてかえって笑えませんから。



私の目指している笑いって
おそらく、子供のころに見たヨーロッパ映画
かなり影響していると思う。


ヨーロッパの映画は全体的に重くて
「こんな終わり方でいいの!?」というパターンも
比較的多い。

にもかかわらず、
思わず吹いてしまうシーンが
ところどころにあったりして
上手いなぁ~と感心してしまいます。


深刻な内容なのに。


泣かせたり、笑わせたりがあざとくないんですよ。
人間というしょーもない生き物への
するどい観察眼がなせる技でしょうね。

そして世界観はシビアながら
根本的には人間への愛があるんだと思う。


ねがわくば私もそういう物語を
えがけたらいいのですが。

コメント

No title

自分もシリアスな笑い、好きですね。
また気が向いたら挑戦してみて下さい~

そういえば、去年好視聴率で話題になった半沢直樹も最初から最後までほとんどゲラゲラ笑いながら見てました。
シリアスなシーンのはずなんですけど、それを表現してる役者さんの大げさな表情と、その技術の高さ、素晴らしさが、いちいち面白かったですね。

Re: No title

ありがとうございます。
「笑い」についても、考え出すといろいろ深いものが見えてきます。
チャップリンの映画とか、特にそうです。

半沢直樹は見ていないんです、残念。
でもわざと演劇的にして(舞台のようにおおげさなドラマ性をあえて出すことで)
笑いを誘う、というパターンは王道のひとつですよね。

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