アクアチント 松ヤニ本番!

東日本大震災については
11日からまた考えたことがあるけど
まとめるのにちょっと時間がかかりそうなので。


ニキの版画日記、アクアチント編其の二です。

前回はアクアチントと併用する
エッチングの工程をリポートいたしました



今回はいよいよアクアチント本番でございます。


AT14301-10001.jpg
まず、腐食したくないところ
(完成時点で真っ白に抜きたいところ)に
止めニスを塗ってカバーします。





AT14301-20001.jpg
ここでアクアチント用秘密兵器の登場。

この箱の中で松ヤニを散布するのです。
(リン版画工房の特許申請モノと思いましたが、
 版画工房にはよくあるらしい)



AT14301-30001.jpg
このクリーム色の粉が松ヤニ。



AT14301-40001.jpg
手に持っている布袋の中に
松ヤニがいっぱいつまっています。

この布袋を版の上で
ぽんぽんぽん・・・とたたくと
粉がうまいぐあいに散ってくれます。


大量に散布したいときは
横にあるハンドル(写真では切れちゃってますが)を回します。

この箱の中にはすでに
松ヤニの粉がいっぱい落ちているのですが、
その上に大きなファンのような仕掛けがあります。
ファンで風を起こして松ヤニを舞わせて
上から落ちてくるようにするのです。



ちなみにこれは先生の手。
画像撮りのためにご出演いただきました(^^)



AT14301-50001.jpg
版を中に置いたところ。



AT14301-60001.jpg
松ヤニの粉が表面に散っているの、
見えますか?

全体に、うすく粉雪を降らせるような感じで撒きます。




AT14301-70001.jpg
松ヤニが全体にいきわたったら
版を熱して定着させます。




AT14301-90001.jpg
溶けて定着してくると
松ヤニがきらきら光ってきます。


このあと、一回目の腐食。
アクアチントは腐食の影響を受けやすいので
一分半にしました。

これで、止めニスでカバーしていないところが
全体的に腐食されました。
この段階で刷ると、エッチングの線以外は
均一にグレーです。




AT14301-⑩0001
もうちょっと暗くしたいところがあるので
その部分だけのこして
ふたたび止めニスでカバーします。

また腐食液につけて、一分半。




AT14301―120001

二度目の腐食を終えて、
はい、版のできあがり~。

アクアチントで腐食したところって
ピンクっぽい色になってけっこう怪しい・・・




第一号は黒インクで。試刷りでもあるので。


ATタメシズリ143010001
じゃ~~ん!



これはですね。


今まで版画をやった中で(と言っても4枚目だけど)
一番イメージに近いかもしれない!!



ほかにも、インクの色を変えながら
何枚も刷りました。

その作品群は次回、
まとめてご紹介しますので
どうぞご期待下さい。
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