モダンアート展の講座に行ってまいりました

4月10日はモダンアート展の講座に行ってまいりました。
モダンアート展は現在
東京都美術館で開催中。

同展の鶴見厚子さんのご招待によるものです。
厚子さんありがとうございます。

厚子さん作品144100001
厚子さん作。


さて、私が受講した講座は
『現代アートのギャラリーオーナーが語る
 現代アート』でした。

モダンアート講座144100001

講師は銀座のギャラリー「Steps Gallery」のオーナー
吉岡まさみ氏。

これは後で書きますが、
なんとも思いがけない繋がりがありました。
超常現象にくわしい厚子さんなら
シンクロニシティの一例に入れるかもしれません。




それはさておき。


「どういう画家をプロと言うか」の話が
たいへん興味深かったです。
「プロの画家の条件」ですね。

以下は吉岡さんが“その条件”として挙げた
『月と六ペンス』からの記述。
これは画家ゴーギャンをモデルにした小説です。


「僕は、もう描かないじゃいられないのだ」と、彼は、もう一度繰返した。

「じゃ、かりにですね、あなたが終始三流画家の域を出なかったとして、
 それでもなおすべてを抛っただけの甲斐はあった、とお思いになるでしょうか?
 (・・・)」


「僕は言ってるじゃないか、描かないじゃいられないんだと。
 自分でもどうにもならないのだ。
 水に落ちた人間は泳ぎが巧かろうと拙かろうと、
 そんなこと言っておられるか。
 なんとかして助からなければ、溺れ死ぬばかりだ」



プロの条件は覚悟だということです。

「描かなければいられない、溺れ死ぬ、というだけの重さを
 自分の絵が持っているか?」が問題なのだと。



私は正直、この話を聴いて安心しました。
すごく励まされました。


なぜって、文中のゴーギャン(らしき画家)のセリフは
そのまま私の思っていることと同じだからです。

自分にとって絵を描くことは
水に落ちて助かろうとするのと同じだ、というのは
私もまったく“そのとおり”なのです。



私にとって絵は言葉ですし、
自分が考えたり悩んだりし、喜んだりしたことすべての表出です。
私の人生は私の作品そのままです。

私は進路を選んだことがないんです。
気がついたら、画家になる以外に何も残されていなかったから。

だから、画家として生きるより道はありません。



はじめ、結構不安でした。
もし「売れっ子じゃなければプロじゃない」
みたいな結論だったらどうしようと思って。

でも吉岡さんの定義にしたがえば
私はおそらくだいじょうぶでしょう(笑)



さて、それでさきほどの「思いがけない繋がり」の話に
なるのですが。


講師の吉岡さん、
私はなんと以前、作品を拝見していました。

Facebook友達の中津川浩章さんの
グループ展を見に行ったのですが、
その時の展示会場がSteps Galleryで
一緒に展示している方の一人が吉岡さんだったんです。

吉岡さんの作品の写真を見て
こりゃ絶対、どこかで見ているぞと直感したら
大当たりしましたねぇ。


思わず、
あとでお二人にそのことを伝えてしまいました。



こんな具合で、
予想外の思い出までもらって
モダンの講座ですこし自信がついた私なのでした。


第64回モダンアート展

4月1日(火)~16日(水)
東京都美術館(上野公園内)
AM9:30~PM5:30   7日(月)休館日

(入場はPM5:00まで、最終日は正午まで、PM1:00閉会)
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