メゾチントで“Die Young”!!

こちら、リン版画工房で制作した新しい銅版画です。

MT144052.jpg
【“魂の登るところ”  2014年 メゾチント 8×6㎝(版サイズ)】


今のところ、銅版画で制作しているのが
なぜかほとんど共感覚ネタなのですが

これもその一点。


ブラック・サバスの“Die Young”という曲によるものです。

ほとんど共感覚ネタなうえに
思い返せばその内ではサバスネタが多いなぁ・・・

(ブラック・サバス知らない方は
 「音楽でこういうのが見えるのね~」というノリでご覧ください)




作品の出来栄えはどうか、といえば
かなりイメージに近く再現できてます。

ここで試したのはメゾチントっていいまして
銅版画の技法の一種です。

メゾ(略称)がカリキュラムに入っているのを
知った時点で
“Die Young”はこれで行こうと決めていました。

この鉱物的なマチエール=表面の感じには
おそらくぴったりだろうと思って。



とはいえ、もう一度この技法をやるかと言えば
正直かなり微妙


なぜかといいますと、




制作するのにド・えらい手間(フランス風に)を
必要とするからです・・・


これ、間違いなく根気のある人向き(涙)

効果としてはかなり好きなんですが、
毎回これやってたら私がDie Youngです。



このメゾチント、
あらかじめ銅版の表面に
無数の細かい傷を刻んでおきます。
そこをバニッシャーという道具で磨くことで
白い線が抜けるようになるのです。

いわば通常の銅版画の逆をいくわけです。




この、最初の工程が
やたら滅法大変だった・・・。

銅板に傷を刻むのには
これも専用の道具を使うんですけど、
一ミリ当たり何十本?という単位で刻むんです。

しかも、それが一回だけじゃない。

四方からやるんです。


先生曰く「銅板のつやがすべてなくなるまで」とのこと。



いままでに習った技法の中で
最も体力を使ったと断言できます。



その、無数の傷にインクが入ることで
黒いビロードのような独特の画面が生まれるんですけどね。


この作品も、
もとは真っ黒な画面でした。

白い線を磨きだすことで
上の光のイメージや、下の方の黒い鳥のような形なんかを
表現しています。



くわしい工程は
また写真入りでリポートします。
とりあえず今回は苦労話ということで(笑)

テーマ : アート - ジャンル : 学問・文化・芸術

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