俺たちは天使じゃない

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私がちょっとついていけないのは
障害をやたらと美化されることです。

↑自分で迷惑していることが多いから(笑)



思うにねえ、
これはかえって逆効果なんじゃないかと。


結局「障害のない人」と「ある人」を
別の種類の人間として互いに遠ざけてしまうからですよ。





石投げられるのも困るけど
それだけで天使認定されても困る。




ま、発達障害を美化されることはあんまりないです。
美化のしようがないらしい。

たとえば知的障害なら「無垢」という形容ができるわけですよ。
実際そういう人だっている、いや多いし。


でも発達障害はなまじ知能に問題がないので
ただのやっかいな人間なんだって。

私もきっとそうだったんだろうな。
思い出しても恥ずかしい記憶がけっこうあるし。うん。


で、私自身も自分の障害に
ほとほと迷惑してきたので
その特質をいい方に活かすように努力しています。
わざわざ、うまくいかなそうな状況にトライしたりはしません。

これでもさんざん勉強したんですよ、実体験で。





それにしても
大変だけど乗り越えました、というならともかく
最初から障害があってファンタスティック!!というのは
どーなんでしょ、と思う。


なんていうのかな、
信じられないんですよ。


障害の素晴らしさを全面的に押し出すその姿勢が、
逆に「いかにそうでない場合が多いか」を
証明しちゃっているように見える。

もっといえば、
「いかに受け入れられない人が多いか」です。
本人はともかく、親族が。


そもそも、そんなに素晴らしかったら福祉なんていらないし。



障害がすばらしいとアピールしまくったら
何があっても幸せな顔をしていないといけないんじゃないでしょうか。

それってすごく疲れますよ。



ハワイには鬱病が多いらしいです。
なぜかって、「誰もが憧れる夢の島」のイメージを壊さないために
住民はいつも明るい顔をしていないといけないからだって。
そのプレッシャーで鬱病になるんだそうです。




障害者だって人間です。

良くも悪くも人間です。

煩悩もあれば失敗もする人間なんですよ。




いやだったらいやだって言ってはいけないのかなぁ。
私だってあるよりはないほうがいい。

それが嘘いつわりのない本音だと思うのだけど
ほかの人は違うのかな。


そこから出発することもあるはずなんです。

テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

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No title

美化しすぎ問題はよく聞くテーマですよね。
テレビ番組とかでも、「障害者の人ってこう扱わなきゃいけないんでしょ?」みたいな感じで美化しすぎてしまって、批判されてるのを見た覚えがあります。

ただ、「どのへんがちょうど良い所なのか」ってのも難しいんでしょうね。
過去の障害者の人への扱いがあって、その揺り戻しで美化しすぎになってるのかな~、と思ってます。

障害が素晴らしいアピールに関しては・・・・障害じゃなくても、変えようが無い残念な境遇を持ってる事に対して、「むしろ、だから、今がある!」みたいにポジティブに捉えるべきだ、捉えよう、みたいな本とか、そう言ってる偉い人とか、よく見かけますよね(笑)
ま~、「ただただ、残念で辛くて、マイナスな境遇」って思ってしまうと気が滅入るので、ポジティブに思いたい!って心理があったりするんでしょうかね・・・・

自分もただただ残念に思う自分と、現実逃避気味でもポジティブに捉えようか・・・と思う自分と両方居ます(笑)日によって変わります。

Re: No title

制作が忙しくてお返事がちょっと遅れました。

美化しすぎ問題ってやっぱりあるんですか~。
だいたい障害者の話って「手軽に泣けるいい話」のネタとして使われることが多いから
なおさらかもしれませんね。

過去に身体障害・精神障害その他を持っている人たちが
どういう扱いを受けていたかは私も聞いていますけど、
考えてみたらそのことと「障害を持っている本人たちの性質」って関係ないんじゃないのかな??
何を持っていようと同じ人間ですから。

私は自分の発達障害に感謝はしていませんが、バネにしたり、よい性質に転化できるように努力したりはしています。
ただ、だからといって障害そのものがありがたいかというと、そうじゃないです。
その辺を混同しているパターンがどうも多いように思えるんです。
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プロフィール

探究者ニキ

Author:探究者ニキ
安藤ニキ
神奈川県横浜市生まれ、
慶応義塾大学文学部哲学科卒業の画家。
油彩・版画・ドローイングなど表現方法はさまざま。たまーに漫画も描きます。
作品のお問い合わせはnikiあっとando-kobo.jpへお願いいたします。

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