レジェンド・オブ・ヨコハマ、1月は「ぼてふり」

山崎洋子さんの「レジェンド・オブ・ヨコハマ」、
1月22日のテーマは「ぼてふり」でした。



botefuri161220001.jpg


「ぼてふり」とは「振売(ふりうり)」のことで
天秤棒で荷物をさげて売り歩く行商人さんのことです。






江戸時代には日本中で
ぼてふりさんが大活躍でした。

食品はお豆腐・油揚げ・魚類・醤油・すし・甘酒・松茸・ぜんざいやお汁粉、
夏場は冷たい砂糖水など。

ほうき・草履・蓑傘・桶・樽・蚊帳などの
こまごまとした日用品を売り歩いたり、
修理屋のサービスを売る人もいたとか。




さて、そんなぼてふりさんですが
横浜のぼてふりさんはやはり魚介類を売ることが多かったようです。
(生麦の魚河岸から売りに行ったらしい)




昔、横浜には「ぼてふり地蔵」という
お地蔵さんがあり
ぼてふりさんたちに大切にされていたそう。

毎朝、魚を売りに行くときには
商売繁盛を祈ってお地蔵さんを寝かせ
無事に仕事が終わって帰るときにまた起こしていった、
という話があります。


そのぼてふり地蔵さんは
残念ながら空襲で失われてしまいましたが、
平成15年になって復刻されました

画面の左下に描いたのは復刻されたお地蔵さんです。
現在、鶴見区のレアールつくの商店街にあります。


このお地蔵さんもぼてふりさんルックをしていますね。
実はこれ、実際にこういう格好をしている写真が
いっぱい出てきたんですよ。

ちゃんと編みがさや天秤棒もオプションでついていて。


ぼてふり地蔵さんを大切に祀っている心が
今でも受け継がれていることを感じますね。



レアールつくの商店街のHPはこちら。
ページの一番下の方にぼてふり地蔵さんの記事があります。
http://www.les-halles-tsukuno.com/

つくの商店街協同組合のHPにもありました。
http://www.navida.ne.jp/snavi/4223_1.html




今回はお地蔵さんと一緒に
昔のぼてふりさんたちも描きました。
おっさんがいい味出していると評判です(笑)

なぜおっさんかというと、
江戸時代の法令では「ぼてふりは50歳以上か15歳以下」
という年齢制限があったらしい、から。
ただ必ずしも守られてはいなかったそうな。

テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

探究者ニキ

Author:探究者ニキ
安藤ニキ
神奈川県横浜市生まれ、
慶応義塾大学文学部哲学科卒業の画家。
油彩・版画・ドローイングなど表現方法はさまざま。たまーに漫画も描きます。
作品のお問い合わせはnikiあっとando-kobo.jpへお願いいたします。

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