反戦の合言葉っていうの?

制作中のドローイング部分。
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反戦・社会派アートについて私が思うことのお話。
また続きました。
ちょっとアートの範囲からは離れますけど。


しばしおつきあいくださいな。ずっと考えていたことなので。





最初のほうで書いたのはこんなことでした。

反戦アートは表現の幅がとてもせまくなる傾向があります。
結果として分かり切った画面にしかならず、つまらなくなる。
鳩、原爆ドーム、防空頭巾の親子、スローガン丸見えの画面、こういうのはもう飽きた。



これについてはたしか故・洲之内徹氏も
かつて「きまぐれ美術館」で一刀両断していました。
ほぼこんな内容。


「鳩が平和の象徴だという象徴も象徴なら、そんな象徴は象徴でもなんでもなく、
ただの合言葉だ。
合言葉で作品を作っているから、こういうバカらしい作品が生まれる」





洲之内氏がこの文章を書いたのは
1980年代だったはず。
こう考えるとすでに当時から、反戦アートに“ある傾向”がしっかりあったことになりそう。






絵画とか立体とかのアートに限らず、
どうも反戦を訴えるときの語彙が全体的にずいぶんと少ないな、
という感じがします。


たとえばジョン・レノンの「Imagine」。


反戦と言えばお約束のようにこの歌が出てきます。


これが名曲であることを否定はしません。
私だって小学生の時に聴いていい曲だと思ったし。






だけど。



だけどなんですなぁ。



毎回毎回、
「反戦と言えばこの曲」のように
引き合いに出される曲が決まっているって、どうなんでしょう・・・。
それこそ洲之内氏が断言した、合言葉の世界です。

「想像してごらん」という歌詞を歌うなら、
それこそもっと
“反戦歌”の枠が広くなってもいいのではないでしょうか。
レノンはそういう意味で書いたんじゃないかもしれませんが。




そういえばいつだったか、
とあるキリスト教の歴史深い土地で開かれていた
平和を訴える集会の映像を見たことがありまして、
そこで「Imagine」を高らかにうたっていたんですね。

正直、またかという気分でした。




おいおい、
キリスト教を守り抜いた土地で「宗教なんてないと考えてごらん♪」
とか歌っていいのかい?

というのはただの茶々ですが。




もうちょっとほかにないのかな・・・という印象がぬぐえないのです。




なんかこういう光景を見ると
つい私なんかは、

いっぺん反戦集会で
スレイヤーの「ANGEL of death」と
メタリカの「One」と
ブラック・サバスの「War Pigs」を歌ってみれ!!

アイアン・メイデンの「Two minutes to midnight」も追加でな!!





とか言ってみたくなるんです。言えないからここに書いてるんだけどね。
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