ロニーとブルースへの思い(※注 内容個人的すぎ)

何かのファンになるとき、愛し方はいろいろあっていい。

でも、自分にしかできない愛し方がつらいときがあります。



このブログでもちょこちょこ書いてきましたが、
私は23歳でハードロックの世界に目覚めました。

特に好きなのがRonnie James DioとIron Maiden。
というより、
ほとんどこのふたつのアーティストに関心を集中してしまったといっていい。

(ロニーは個人、メイデンはバンドだけど
ロニーは複数のバンドを経た人なので、個人で一つのアーティストとします)




男の横顔0001
2011年作の男性像。Iron Maidenのヴォーカルを意識して描いた
・・・といっても別のモデルも入ってます。





(そういえばこれを書いている今まさに
Iron Maidenは来日中でしたね)



ちょうど、10代の時の事件がきっかけで
何かのファンになれない時期が長かったため
その情熱の燃焼ぶりは我ながらすごかった。


当時買ったアルバムは、
どんなに少なく数えても一枚200回以上は聴いた。




ところがね、
私はもともと「みんな違ってみんないい」を
スローガンにしている人々にさえ拒否されたほどの
独特な個性を持っていたのですが(ちっとも嬉しくないな)、

どうも好きになったアーティストとその音楽の
受け取り方にまで
妙なところがあるようです。





メタルにはまりはじめたのがちょうど
幼少期からの視覚的なトラウマを絵で表現しようと思い立ったころで。
おまけに当のはまった曲が見事なまでに
私が過去に見たものを表現してくれていたのでした。




Black SabbathにしてもIron Maidenにしても
その世界観は明るいとは到底言い難い。
戦争や核、人間の罪と罰のテーマがほとんどと言っていい。



メイデンが2006年のアルバムに
マンハッタン計画についての歌を入れていたと知って泣きそうになったわ。

私が特に入れ込んでいたのはヴォーカルのBruce Dickinsonで
彼が中心になって作ったんだそうだ。
ブルースは過去に、ほかにも原爆の歌を作っている。

原爆資料館にも何度も行っている。


大げさな話だけど、
雑誌でこのことについて読んだとき
私は人類に対してほんのすこし希望を回復した。

イギリスのバンドが、
戦勝国のスーパースターが、
こういう曲を作って発表してくれたということ。
当時の私にとっては震えるほどの感激でした。





それと同時にイメージの奇妙な連鎖も大きかった。



ロニーを「Die Young」のビデオ一発で好きになったのも
すでに引退していたイスラエルのスケート選手に似て見えたのと
長崎の天使に見えたのと
その両方だし。





こういう感性で受け取る「ファンとしての喜び」は
けっしてただの喜びではないんですね。

音楽を聴く→過去のトラウマを掘り返す→それを絵で表現する


という流れができあがってしまったので
当然、つらい思いも喜びと同じくらい体験します。



まして、23歳当時の私は
およそ歌を「フィクションとして」聴ける状態になかった。

その時はロニーよりむしろブルースのほうに夢中だったのだけど、
Iron Maidenには主人公の死ぬ歌が異様に多いため
(それともメタル全般がそうなのか??)
一生分の死別の感情をそこで体験してしまった気がする。
それも現実の世界ではありえないほどの純粋な悲しみの感情だけを。





個性なんてあったって生きづらいだけだな。

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Tag : IronMaiden BruceDickinson BlackSabbath ロニー 戦争 メタル

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