澁澤龍彦に愛をこめて

私、何を隠そう
10歳から澁澤龍彦の大ファンです。


澁澤龍彦20001
マルキ・ド・サド作「悪徳の栄え」「美徳の不幸」
自宅の本棚より持参です。

これ、表紙の絵がレオノール・フィニなんですよね。
間違いなく、澁澤さんが自分で選んだはず。
(著作で「フィニの描く女性が好き」みたいなことを書いていらしたから)

※フィニについてはこちらをどうぞ(ウィキペディアから転載)
あと、yahooで画像検索したのがこちら

初めて読んだのは、こちら。
澁澤龍彦10001
シャルル・ペローの童話の翻訳です。

すすめてくれたのは母でした。

私は幼稚園のころから「完訳版・グリム童話」に感動し、
その深い世界感に惹かれていたのですが、
自分の子供のそういう感性に気付いていた母は
それなら、と本を貸してくれたのです。

10歳の私がおどろいたのは
「澁澤龍彦」という人の世界には
自分が求めていたものがすべてある、ということ


そのあと、ただ「澁澤龍彦」という四文字のために
家じゅうの本棚をあさりまくりました。
そうして見つけた本を、
ご丁寧にも「ねーこんなにあったよ!!」と
母に報告していたのですが(笑)
当然、「まだちょっと早いわ」というのもあるわけですよ。

でも結局、待ちきれなくて
盗み読みで全て読破しちゃいました。
意味のわからない言葉は推理してね、
「これは人体のこの部分のことだろうな」って。

こんなことを書くと、
ものすごく早熟な子供に思えるでしょうね。
でも、一方で私は
第二次性徴はすごく遅れていた。


小学校高学年にもなると、保健の授業で学ぶでしょ?
暗い部屋で、「生理」「子宮」なんて言葉が入った
スライド観るやつ。
そりゃもう、男子も女子も大騒ぎですよ。
「ギャー恥ずかしー!!」とか言ってね。
でも私は、なぜみんながそんなに騒ぐのか
全然分かりませんでした。
ひとりで、けろっとして画面見てたんです。

ちょっと話がずれましたが・・・

私が彼の世界に惹かれたのは
その徹底した“自由さ”にあるような気がします。

時にその美学は
「不謹慎だ」「ワイセツだ」「不道徳だ」
などと言われますが
本来、美というものはそういう価値観とは別にあるはず。
(神話画や宗教画だって、9割がたは女の裸でしょ?/笑)

しかし、
澁澤龍彦の美学には格調がある!
サドの翻訳にしたって、すこしも下品じゃないのです。
エロスが重大なテーマでありつつ
現実的な欲望や肉の匂いがない。

だからこそ惹かれたし
今でも惹かれているのでしょうね。

私は彼を、
哲学者の頭脳と子供の心を持った人だ――と思っています。
願わくば、私もそうなれますように。

(今回はちょっと毛色が違いますが、
ヴァージンフェスタに先立ち
私の世界観についてちょいと知っていただきたかったので。)
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コメント

ぐうぜん!

うちの娘中1も、最近お友達にこの「長靴をはいた猫」をいただきましたよ!
あと澁澤龍彦編「暗黒のメルヘン」も・・・・。

小学生のときには金田鬼一訳のグリム童話がお気にいりでした。
ほんとに分かって読んでんのかね!と横目でみていました・・・。
わたしはどれも未読です^^
ニキさんとお話があうかもしれませんね!

Re: ぐうぜん!

あらまー!!それはそれは。
気が合うかもしれませんねー。
私の作品をお嬢さんが見たら、どんな反応が返ってくるかちょっと楽しみですw

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