なんとなく怖かったものについてあげてみる

子供時代と言えばすばらしいに決まっているけど、
案外そうでもなかったりしません?


何よりまず私がそうなんだけど。



とかく子供というのは“怖いもの”が多い。
見慣れていないものが多いせいなんだろうし
大人のように、この世界を複雑な理屈で理解するということができない
っていうのも理由の一つなんだろうな。



「なんとなく怖かったもの」がある人はけっこういると思う。




私はこれをかなり細かいものまで覚えています。
思いつくままにあげてみるので、
分かるという人は共感してちょうだい。




1.高速道路のトンネルについている巨大なファン


天井にたいてい、二つずつ並んでついているあれ。
真っ黒な口が開いているみたいで、吸い込まれそうに感じた。
実は今でもわりと苦手だったりします。

そもそもトンネルっていうのが不気味な存在なんですよね。
暗いし、オレンジ色のライトで視野が変な色になる。
心霊スポットにもトンネルが多いし。





2.木目

人の目に見えたりするから。





3.雑木林


薄暗いし、変な菌類みたいなのは生えているし、
小さな虫がうじゃうじゃ湧いているところがあったりするし。


「子供は自然の中で育てるのが一番いい」
「子供は自然の声をよく聴けるんだ」・・・みたいな神話っぽい自然崇拝が
よくあったのだけど、
私の聴いていた「自然の声」といったら
意味のわからない不気味な深い唸り声ばかりでした。






4.汲み取り式トイレの換気扇らしきもの


これはもう、分かるって人が少ないかもしれませんね。

小さいころ、近所に公団住宅?が並んでいる細い通りが
ふた筋くらいあったんですよ。

そこがまだ汲み取り式トイレで、
各家庭に一本ずつ換気のための装置が立っていたんです。


それがどうも、人間の頭みたいに見えるのね。


「さらし首」なる刑罰の存在は当然知らなかったけど
人間の頭が並んでいるような光景は幼心に不気味でした。


もっとも、後になってその住宅の子と遊ぶようになったら
その通りも通れるようになりました。
でもやっぱり怖かったころの印象はまだ残っています。





5.ほかの子供たちの叫び声や乱暴


母曰く、私は遊んでいるときに叫んだことがないそうな。

小さい時よく公園に連れていかれたんだけど
ほかの子たちの叫び声が耳に突き刺さるようで
どうしても怖くて、隅の方で一人で硬直していました。

私にとって、子供たちはいつもものすごいスピードと勢いで動いて
ぶつかりあっていたし
ほかの子をわざと泣かせて喜んだりするし
そばにいるだけでパニック状態でした。




6.お面


顔なのにその向こうはがらんどう。
お面が怖かったって人はわりといるんじゃないかなぁ。


縁日で売っているようなのはそんなでもなくて
古いおかめの面とか。あと能面。


昔、両親とうなぎ屋さんに行ったとき
お座敷で食べることにしたんですね。
そのお座敷の柱の上に、なぜかでっかいお面が飾ってあった。

それが今思い出しても奇妙なお面で、
ひょっとこが大口開けてびっくりしているような顔だったんですよ。

ひょっとこなら笑えるだろ、と思われるかもしれませんが
蛍光灯の傘ぐらいの直径があって
しかも唇が真っ赤っかのお面が
目と口をめいっぱい開けてこっちを見ているので・・・ちょっと・・・


そのお店がどこだったのか
今どうなっているのかは分かりません。

でもあのお面だけはよく覚えているんです。



・・・



たぶん子供っていうのは
“異世界”を認識する力が大人よりも強い。

というより、
日常の中に“異世界”が侵入してきやすい精神を持っているののかもしれない。
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