中川一政美術館で講師をやってきました

真鶴町立中川一政美術館
夏休み絵画教室の講師をつとめてまいりました。


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毎年恒例の企画で
夏休みの3日間、子供たちに絵に親しんでもらおうというものです。






今まで担当していた先生に代わり、私が抜擢されました。
お話を下さった学芸員の新井さん、どうもありがとうございました!

今年のテーマは「美術館のクスノキを描こう」


中川一政美術館の構内には
樹齢200~300年の大きなクスノキがあり
これがそろそろ、ご老体であぶないそうです。

枝の半分にはすでに葉がついておらず
枯れて倒れるかもしれないそうで、
まだ立っているうちに
子どもたちにその姿を描きのこしてもらう
という企画でした。


今回、集まったのは15人くらい。




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クスノキ。



普段、一つのモチーフを集中して3日間描くのは
あまりないようだし
クスノキの形も一見すると複雑なので
難しかったかもしれませんけど
みんな、一生懸命描いてくれていました。

使っている画材は絵の具・クレヨン・色鉛筆などさまざまです。



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顔出しNGなので(なにせ物騒な世の中)
ちょい加工。



美術館のクスノキの由来や
木の基本的な形や
色の使い方などについては
私と学芸員の新井さんがはじめにお話しましたけど、
好きに描いてもらう方がいいので
あまり口は出さない方向で行きました。


それでも、ただ自由に描いていいよと言っても
どう描けば分からない子もいるだろうし
口を出しすぎて本人の感性を無視してもまずいので
そのあたりはひたすら考えながらでしたね。

そして、自分の絵も描きながら
15人みんなに目を配るようにするので
決してなかなか暇じゃありません。




「できました~」と見せに来てくれたり
これでいい?と聞いてきてくれたりする子もけっこういました。

でも、どの子の感性も本当にすばらしかったから
画材の使い方について話すのがほとんど。


たとえば、クレヨンも普通に持って描くだけでなく
紙を剥いて横にして塗ると、広範囲に塗ることができるし
木の質感も出やすいとか。



あと、色について話すことが多かったのは私の特徴だったかもしれません。


木といえば茶色のイメージだけど
実はいろいろな色が混ざっているので
明るい茶色から暗い茶色までたくさん作ってみてね。

茶色だけでなく、影のところに青や緑を使うと
自然な感じになるよ。とか。

実演もしました。

けっこうたくさんの子が
このことを試してくれたのは嬉しかったです。




参考作品になるかと思って
私が一緒に描いていた水彩画。

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この夏休み企画に参加した子たちが
絵のことをもっと好きになってくれればいいですね。
少しは役に立てたら嬉しいです。





ちなみに、中川一政美術館とのご縁は
10年以上前?にさかのぼります。


銀座の画廊をひたすら巡っていたころ
偶然、とある画廊の方とお知り合いになりました。

その後、私も健康上の問題その他があって
一時的に絵が描けなくなったりして
やや疎遠になっていたのですが

制作を復活したころ、その方から中川一政美術館のご案内をいただきました。
中川一政美術館でのお仕事も持っていらっしゃったのです。
それがたしか2009年ごろ。



学芸員の新井さんとはその時に知り合ったのでした。
絵を見ていただいたのを覚えています。
今思い出せばしょうもない絵でしたが、真剣に見てくださっていました・・・。


今回、その画廊の方とも
これまた数年ぶりにお会いしました。
私が講師をつとめるという話も聞いていらっしゃったそうです。

お元気そうで本当によかった。


おかげさまで活動を続けております!

テーマ : art・芸術・美術 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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