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シェル入選作品の舞台裏

シェル美術賞2018入選作品の部分。


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実はこの作品を描いていた時、私は非常に危険な状態でした。
11年前の精神崩壊と同じ症状が急に現れて、7月からずっとそのままだったからです。
そのきっかけが何かというと、IRON MAIDENの曲でした。人が死ぬ歌を聴くと、自分自身が死別の場にいるような感情になってしまうのです。11年前、2007年に起こったのがまさにそれでした。
では誰が死ぬのかというと、ヴォーカルのブルース・ディッキンソンなんです。私がMAIDENファンになったのは、ほとんど若い時のブルースに一目ぼれしたのが始まりだったので。


ただ昔と違うのは、今回は原因らしきものが比較的はっきりしていたことです。私の推測ですが、新しく服用し始めた薬(睡眠導入剤)が体に合わなくて脳が誤作動を起こした、というのが真相のようです。
それに思い当たったので、実験のつもりで服用をやめました。今はすでに2か月ほど経過していますが、その間に症状は行ったり来たりを繰り返しながら改善に向かっています。


これは病院に行っても、はっきりした因果関係は出てきませんでした。
そりゃそうだ。
自分でも調べてみましたが、こんな症状が出るなんてどこにも書いていませんでしたからねえ。
ネットの情報がどこまで信用できるかは保留しないといけないけど、もしこういう事例が出ていたなら、反医療・反薬物治療みたいなサイトがでかでかと紹介するはずです。
それもないということは、事例そのものがない…ということなのか。

身体的な症状にまで発展するほどの病的な悲哀の感情が出るなんてことが、果たしてありうるんでしょうか。睡眠導入剤で。いまだに謎です。
哀しみだけで人が死んだ話は聞きましたが、それならなぜ自分が死なないのか不思議でした。


詳しい内容は以下の記事に書いてありますので、よほど余分な時間と余裕のある方はご参照を。
もしかしたら何かの役に立つかもしれないし。


追悼の日々、爆心地の聖花ふたたび(2)

病院にあてた手紙

「悲哀の発作 その後」


結果的には入選できたからよかったけど、平成最後の夏を闘病で終えることになりました。
まあ、私らしいと言えば私らしいけど。
7月下旬から8月いっぱいという、ある意味ではふさわしい時期に、私も死別の疑似体験をしながら絵を描いていたわけです。

テーマ : art・芸術・美術 - ジャンル : 学問・文化・芸術

Tag : 絵画 アクリル トラウマ 原爆 戦争 ハードロック メタル クリスマスローズ シェル美術賞

悲哀の発作 その後

例の哀しみの発作ですが、どうにか最悪の状態だけは脱した模様です。夢の中で哀しくなるという症状の頻度が低くなってきたので。

※「追悼の日々、爆心地の聖花ふたたび(2)」 「病院にあてた手紙」を参照のこと



どうも今回は、これが日中の精神状態にもたらしていた影響がかなり大きかったらしい。

だいたい起き掛けに、むかし哀しかった曲が頭の中で勝手に再生されまして、これがあるとその日1日はずっと哀しいまま過ごすことになります。
奇妙なことに、他の夢を見ていても、「どんな夢を見るか」と「その夢を見たときの感情の動き」に関連性がありません。上のパターンなら、前に体験した哀しみがよみがえってくるわけだから、ある意味では自然なのですが。
通常なら哀しくなりようもない夢で悲哀の反応が起きるのです。好きなバンドの映像が夢に出てきて幸せなはずが、心の動きは真逆になってしまっていました。あるいは、お笑いの夢を見ていても哀しくなったりしました(古いアメリカのギャグアニメみたいなやつでした)。

さらに、夢というものが本質的に現実の一部分を誇張して現れる性質があるためか、夢の中での感情は現実世界よりも激しく動きます。現実に抱えているものが、夢の中ではより劇的に演出されるのです。このせいで、哀しみの感情も夢で喚起されると非常に強くなりました。
「夢」というものの恐ろしさをつくづく感じています。
心の病気に使う薬は数あれど、「夢を見なくする」作用を持つ薬の話があまり出てこないのはなぜなのでしょうか。

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Tag : 哀しみ メンタルヘルス 絵画 トラウマ うつ病 不眠 過食症

病院にあてた手紙

※以下は先日、私が信頼しているかかりつけの病院2軒にあてて書いたレポートです。
実際に服用している方のことを考えて、薬の名称は伏せてあります。また、病院名も仮名としました(文中のA、Bと書いてある病院がそれです)。掲載するにあたり、文は一部変更しています。


私が、どういう状況で絵を描いていたかの記録だと思っていただければ幸いです。




ここ数か月の不調と薬の影響の可能性について

2018年9月9日記 安藤ニキ




2011年に症状が現れ、今年(2018年)に入ってから顕著となった不眠の症状を伝え、4月19日にA病院で睡眠導入剤を初めて処方していただきました。眠れないことが明らかな時に限って服用する、との申し合わせでしたが、就寝して1時間ほど経っても眠れない日が頻繁にあるため、ほぼ毎日服用するようになりました。(最初にいただいた6錠がなくなり、次の処方をいただいた5月1日ごろからだったと思います。)ただ、1錠では翌日に眠気が残ることがあるため、1回に飲むのは半錠、それで眠れない場合はもう半錠飲むようにしていました。効果はかなりあり、半錠もしくは1錠飲めば必ず翌朝まで眠れました。



今回、ご報告・ご相談したいのは、睡眠導入剤の服用に関連して現れたと思しき「強い哀しみ」のことです。私は脳の構造のせいでもあるのでしょうが(2007年にアスペルガー症候群と診断)、慢性的に不安・抑うつ・焦燥などが生じやすいのですが、この「哀しみ」はそれとはまた違っています。たとえば、抑うつの時には何をする力もないのが、哀しみが生じているときは気持ちをまぎらわすためにむしろ多動的になる傾向があります。ほかにも、抑うつの状態では治りたいという気持ちも起こらなくなるのが、哀しみの状態では治りたい、この症状を脱したいという気持ちが強く出ます。概して、抑うつは感情の停滞、哀しみは特定の感情の暴走といった印象です。

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Tag : 哀しみ メンタルヘルス うつ病 不眠 絵画

鬱で悪魔に勝てる説

病気を生み出したのは悪魔である、と学校の先生は言いました。
某キリスト教系小学校での話。

おそらくその考え方で行くと、
鬱病も悪魔の作ったものであるはず。



これがどう考えても、悪魔にとってはチョンボだったとしか思えないんですなあ。

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記憶に殺されかかる

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ここのところまた鬱病です。

フラッシュバックがひどい。


今ちょうど春休み&進級の季節で
いろいろなところで小学生位の子をよく見るからでしょうか。

昔の詩人が言ったように、まったく春は残酷な季節です。

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