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「なにこれ?ヨコハマ」10月と11月

作家の山崎洋子さんとのタッグ連載で続けてきた「なにこれ?ヨコハマ」、10月と11月のまとめです。


まず10月は「金沢猫」でした。

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鎌倉時代、北条実時が仏教の経典を唐の国から入手し、そのときの唐船から荷物と一緒に猫が下船。そのまま現在の金沢区六浦に住み着いて「金沢猫」と呼ばれて可愛がられたというお話。猫は地元の猫と交配して子孫を残したそうですから、今でも金沢猫の末裔は横浜にいるかもしれません。

挿絵に描いたのはこの時の猫(三毛猫だったという説が有力らしいので絵でも三毛)、北条実時、唐船、実時が金沢区に建てた称名寺というお寺、さらに同じく金沢区にある千光寺の猫塚です。
この猫塚、伝承では金沢猫(唐猫)を供養したともいわれますが実際は謎だそうです。



カラー原画。

neko201017b.jpg


ちょうど紅葉の季節だったので称名寺の風景は全面紅葉にしました。


ところで今回、挿絵を見てお分かりになったでしょうか。
10月から挿絵を全面デジタルにしたのです。

クリスタのリアル水彩タッチをフル活用して描いたので、ちょっと見ただけでは分からないと思います♪





続いて11月は本牧の横浜市八聖殿郷土資料館。


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こちらは本牧の丘の上にある、法隆寺夢殿を模した八角形の豪華な建物です。
内務大臣などを務めた安達謙蔵が建て、1937年に横浜市に寄贈されました。

現在は郷土の歴史を伝える資料館として、かつての漁業や農業のようすを伝える資料をたくさん展示しています。(郷土資料館になったのは1973年)

1階では昭和30年代まで実際に横浜市内の漁業に使っていた旗や船、漁業の様子を伝える写真パネル。2階では農村の暮らしをテーマに農具や生活道具を展示しています。あと、本牧のお祭りとして知られるお馬流しの様子や古民家の一部を移築復元したコーナーもあります。


そしてここの目玉ともいえるのが、2階にある八聖人の彫像!!

挿絵の上の方に整然と並んでいる八体の像です。
左からキリスト・ソクラテス・孔子・釈迦・神鏡・聖徳太子・弘法大師・親鸞・日蓮。神鏡は、天皇をお祀りする予定が彫刻にするのは畏れ多いのでシンボリックに鏡にしたのではないか、とのこと。

これらの像は建物の完成と合わせて北村西望、朝倉文夫などの錚々たるメンバーに依頼して作られたものだそうです。




カラー原画。今回もデジタルです。ていうかこれ、さっそくデジタルのありがたみを痛感した回になりました。


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八聖人全員描く。

何だか予想以上にリアルになりましたが、写真でなく絵です。
これは拡大・縮小が自由にできるデジタルにしてよかった。


拡大するとしっかり絵。


20年八聖殿201113部分2


画面右下にいるのは館長の相澤竜次さん。横浜の歴史についての「辻舌法」が館内ほかで行っていらしてこれがかなりの人気です。

で、この八聖殿の回が新聞に載ったら切り抜きを持って八聖殿にいらっしゃるお客様が続々と・・・!という相澤館長の証言。
ありがたいことです!!

こういう形で貢献できるのも嬉しいものですね(*´ω`*)


八聖殿についてはこちらのサイトも参照のこと。
はまれぽ.comにも載っていました。



さて、「なにこれ?ヨコハマ」は11月で終了でした。
12月はお休みで、2021年1月からまた新しい連載が始まります。

皆様、引き続きどうぞよろしくお願いいたします☆
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Tag : 絵画 横浜 山崎洋子 朝日新聞 北条実時 金沢 本牧 八聖殿

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